レビュー・日米戦争を望んだのは誰か

歪んだ歴史解釈を見直そう、1930年代に顕在化した紛争の真因はベルサイユ体制、EDR(ルーズベルト)はアメリカ第一主義の前に「日本から最初の一撃をくらう」事件を創作、真珠湾攻撃から原爆投下までを追った、著者は渡辺惣樹、東京大学経済学部卒、日米近現代研究家、著書「日米衝突の萌芽」他、

概要

ルーズベルトの本当の敵は誰だったのか「アメリカ第一主義委員会」との攻防、ルーズベルトに立ちはだかった世論の壁、対独戦争参戦を望んだFDR,参戦を肯じなかった米国民、EDRの嘘、反ベルサイユ体制・反ニューディール勢力の勃興、ヘンリースチムソンとは何者か、米国内で広がる非干渉主義の世論、民主党内にも反ニューディール派が台頭、ゲッペルスも絶賛する英国の対米プロパガンダ、諜報工作機関BSCとは、徐々に抹殺されていく反FDRの言論人たち、ハリウッドに浸透「干渉主義称賛映画」製作を指令、リンドバークの抵抗・その一、非干渉主義の旗手・かく戦えり、莫大な懸賞金付きのプロジェクト、一躍国民的アイドルになった、悲劇の英雄・祖国を脱出し英国へ去る、ベルリン五輪開催日目前のドイツからの招待、ゲーリングの尋常ならぬ歓迎ぶりの背景にあった人種観、警戒していたFDRとの面会、FDRの敗北宣言は嘘だった、日本にもやってきたリンドバーグ、リンドバーグの抵抗・その2,ナチスのレッテルを貼られ真珠湾攻撃と共に去りゆく、アメリカン・ヒトラーと呼ばれたリンドバーグ、ヒットラーがやってくる、日本の悪行=ドイツの悪行に気づいたFDR政権、アメリカ第一主義の弱点、FDRの本当の敵、真珠湾攻撃を恐れていたハワイ、地元メディアは日本軍来襲を予見していた、来週末にも攻撃の可能性、なぜか黙殺される「風」暗号の傍受、爆撃標的「網目」マップ、震えながら真珠湾奇襲の一報を待っていたルーズベルト、未必の故意に対するFDRの鬼の涙、リーク元は誰か、運命の報告を待ち構えていたルーズベルト、原爆を落とした男・ヘンリー・スチムソンの野望、恐怖の「スチムソン・ドクトリン」は・こうして生まれた、FDRの武器として、日米開戦のためのスチムソン・ドクトリン、法律家から陸軍長官、国際連盟に参加すべき、社会ダーウイニズムに傾倒、国際連盟とパリ不戦条約、フーバーの実像、日本への思いやり、スチムソンにとっての善と悪、ロンドン海軍軍縮条約、浜口首相襲撃事件の衝撃、満州に現れた悪の勢力、ある若手外交官の暗躍、スチムソンに操られた国際連盟脱退、フーバーとルートのの諫めと懸念、日本に同情する英仏蘭、スチムソンに与した小国、リットン調査団の無理解、松岡を跪かせることなど簡単だ、日米行き止まりの道へ、スチムソンの残した爆弾、日本嫌いを煽る宣教師たち、盧溝橋事件の真因、呼び戻されたスチムソン、疑似「挙国一致」内閣、幻の東京空爆計画、待ち焦がれていた真珠湾攻撃、英国を助けたいFDR,度を越したソビエト支援、最初の一発を撃たせるための策略の数々、米国民には隠蔽されたハルノート、傍受された東の風・雨、恥辱の日はスチムソンの勝利の日だった、原爆投下のカウントダウン、科学研究開発局、動き出したマンハッタン計画、スチムソン主導、使用への最終プロセス、標的都市は京都か・それとも、原爆投下とスチソンの葛藤、チャーチルの一押し、史上最高の出来事だ、メディアからの批難、スチムソンの葛藤、日本にとってのスチムソンとは、日米戦争の仕掛人を探る、

感想

日米戦争を望んだルーズベルトとスチムソン、アメリカ財閥、敵はフーバー、アメリカ世論・アメリカ第一主義委員会、日本に一撃させること(真珠湾攻撃)で戦争開始、原爆投下は軍事施設から都市に変更、3発目が東京予定、その前に日本降伏、原爆は戦後の世界秩序を変えた、日米戦争はやらなくてよい戦争、ハワイは失敗、インド洋に進出すべきだった、

まとめ

ルーズベルトの本当の敵は誰だったのか、真珠湾攻撃を恐れていたハワイ、原爆を落とした男・ヘンリー・スチムソンの野望を考察、歪んだ歴史解釈の見直しを迫る、

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA