著者は紀田順一郎、慶応義塾大学経済学部卒、評論家・作家、近代史・出版論・書誌・言語とコンピュータなどの分野で評論活動、著書「古本屋の探偵の事件簿」他、
概要
賭博史話、１賭博の起源、賭けと祭祀、２古代の賭博、双六、樗蒲 賭弓、四一半、３乾坤一擲の思想、４江戸時代の賭博、賭博と敵討ち、八州廻り、５賭博の定義と分類、略奪闘争、射倖賭博と技巧賭博、近世賭博要覧、１開帳、盆をつくる、胴、２江戸サイコロ賭博サイコロと壺皿、丁半と変型、３江戸かるた賭博、天正カルタ、うんすんカルタ、４花合わせ、禁圧による国粋化、５富突、宝くじ、寺社の修繕費ひねり出し、６文芸賭博、冠付、三笠付け、７ゼニとクジ、宝引、オチョコチョイ、ひっぺがし、８弓矢賭博、揚弓、投壺、投扇、９動物賭博、闘鶏、10雑賭博、どっこいどっこい、十六むさし、11手目賭博、穴熊、曲づくり、明治賭博史、１変革期の賭博、国を挙げての賭博時代、投機、２競馬、馬券を切手、大衆賭博、３チーハ―、神秘的な賭博、大衆へ食い込む組織、４明治の富くじ、タムスン、彩票、５花札、司法官弄花事件、横浜花、六百問７撞球、知識人のうさばらし、プール、８天災・チイッパ、サイコロ賭博の更年期、９明治の詐欺賭博、品質は優等、仕掛けはサイ・あの手この手、ベカ、10社会賭博、新聞・賭博・社会、奇態な流行現代賭博論、１大正昭和の賭博、竹林の雀声、２競馬・競輪・パチンコ、戦後賭博としての競輪、パチンコの世界、３現代の富くじ、負札から勝札、日本賭博史を辿る、
感想
著者のサラーリーマン時代の麻雀・奉加帳の経験から賭博の社会的意味を考える研究書、
まとめ
賭博史話、近世賭博要覧、明治賭博史、現代賭博論を考察、賭博の社会的側面から日本の賭博史を辿る、