レビュー・アルジェリア戦争

アルジェリア戦争を知ることは、現代のフランス、アルジェリア、さらにヨーロッパの理解につながる、著者は黒田友哉、慶應義塾大学大学院法学研究科より博士(法学)を取得、専修大学法学部教授専門は国際関係史、ヨーロッパ統合論、フランス外交史、著書「ヨーロッパ統合と脱植民地化、冷戦」他

概要

序)戦争前史、オスマン帝国以前、帝国支配、フランス占領開始、アラブ民族主義、カビリーの蜂起、アルジェリアでの同化政策、第一次世界大戦の影響、両大戦期とENAの登場、第二次世界大戦、1独立戦争の開始、赤い万聖節、アッバースの反応とFLNへの接近、独立運動の国際化、バンドン会議とアジア・アフリカの連帯、ナセルの登場とマグレブの参加、バンドン会議の短期的影響、強硬路線とヨーロッパ統合構想との交錯、強硬路線、ドウフェール海外領土相と植民地の将来、2アラブ諸国の参戦とドゴール復帰、スエズ危機とアルジェリア問題の連関、スエズ危機戦争のインパクトとその背景、危機から戦争、ハンガリー動乱と二重の危機、英仏連合・FTA構想の興亡、スンマン会議からアルジェの戦い、拷問・検閲・監獄・収容所、モレ政権崩壊とアルジェの戦いの終結、マグレブ国境紛争、サキエト事件と英米の調停、ドゴール召喚、アルジェのコロンによるクーデター、ドゴール首相就任、3戦場の拡大と膠着、戦場の本国への拡張、FLNによる本土でのテロ攻撃、ドゴール外交の始動、GPRAの成立、ドゴールのアフリカ政策の展開、コンスタンティーヌ・プランの発表、勇者の平和提案、ドゴールの大統領就任演説、EECの救済とアルジェリアの包摂、シャル計画の開始、4自決の承認から停戦交渉の模索へ、ドゴールの自決演説、自決演説の意味、ムランでの休戦交渉の失敗、知識人たちのアルジェリア、国連での反植民地主義の高まり、OASの台頭、5エヴィアン交渉、外交舞台、主要な論点、軍事面での争点、外交交渉での取引、交渉妥結の構造的要因、アラブの連帯、ヨーロッパの連帯、国連の圧力、6和平協定の締結、エヴィアン協定における独立、脱植民地化の波の中で、流れへの影響、フランス外交への影響、外交戦略の変化、中東政策の変化、停戦からアルジェリア独立へ、ドゴール暗殺未遂事件、憲法採択とベンべッラ政権の発足、終)アルジェリア戦争は何を遺したか、休戦交渉以前、休戦交渉以後、独立後のフランスーアルジェリア関係、第三世界の雄と対決、ミッテランの登場とユダヤ例外主義、危機の10年、シラクによる戦争の承認、記憶をめぐる戦いの終焉、惨劇を繰り返さないために、

感想

アルジェリア戦争は和平交渉で終結、FLN側は独立達成、フランスは独立阻止から容認と180度の転換、世界に影響力を高めたが、フランスの移民問題は時に暴動につながり、移民受け入れは世界の争点となっている、

まとめ

オスマン帝国支配、フランスとアラブ民族主義、両大戦間でENA、FLNによる武装蜂起、バンドン会議、強硬路線とヨーロッパ統合、スエズ危機、幻の英仏連合、スンマン会議、英米調停、ドゴール、戦場がフランス本土に拡大、ドゴールのアフリカ政策展開と自決演説、スイスのエヴィアンで休戦交渉、ヨーロッパ系住民とサハラの帰属が問題、FNLがアルジェリア代表の背景に過激派OASの存在、アラブ・ヨーロッパ・国連の力、エヴィアン協定による独立、地域情勢の力・アラブ支援とフランスの西独関係最優先、を考察、植民地独立闘争がフランスと戦後世界を作る、

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