プーチンの歴史認識・その意図を見破る、著者は上月豊久、東京大学教養学部教養学科卒業、外務省入省、現在は千葉工業大学教授、国際政治・ロシア史研究、本作が初の著作、
概要
1ロシアの成り立ち、1ロシア人はどこから来たのか、ヴァイキング招致説と反ヴァイキング招致説、プーチンはヴァイキング招致説2キエフ・ルーシーの興亡、建設と分裂、3タタールのくびきからの解放・影響を過小評価するプーチン、4キエフ・ルーシの継承国は誰か、モスクワ公国台頭、ガーリチ=ヴォルイニ大公国、キエフ・ルーシの継承国は、5フメリニッキーの反乱とペレヤスラフ協定、ウクライナ・コサッの反乱、解釈が分かれるペレヤスラフ協定プーチンの隠されたアジェンダ、ペレヤスラフ協定後のウクライナ2正教の受け入れと歴史上の役割、1ルーシへのキリスト教の布教活動、スラブ民族への布教、大公妃オリガの洗礼と落胆2ギリシャ正教の受け入れと国教化、ウラジミール大公はなぜ正教を選んだのか、ウラジミールの洗礼、聖地となったケルソネソス、ウラジミール大公像を建立、正教を受け入れた歴史的意義、3ヤロスラフ賢公のもとでに正教発展と貢献、遺骨、4モンゴルの侵略と北の十字軍に直面した東西ルーツの分裂、キエフ・ルーシから派生した分領公国、モンゴルの侵攻と北の十字軍、ルーシの対応、英雄アレキサンドル・ネフスキー、5モスクワ大公国による統一において正教の役割、総主教・府主教・大主教・主教、荒野修道院創立運動とセルギエフ・ポサード、クリコヴォの戦いに先立つセルギイの祝福、ガーリチ=ヴォルイニ大公国の興亡、6イワン三世と第三のローマ、ロシア正教会の自立と強化、イワン三世と最後のビザンティン皇帝の姪ソフィアとの結婚、修道士フィロフェイによる第三のローマ、7ロマノフ王朝初期におけるロシア正教の変質、初代ツアーリのミハイルの父・総主教フィラレートの役割、ニーコンの改革がもたらした社会分裂、儀礼改革派と古儀式派の分裂、8ピュートル大帝による国家の教会支配の確立と改革、9ニコライ一世の治世の正教・専制・国民性という定式化、反革命の旗のもとに生まれたニコライ一世、ウヴァ―ロフ教育大臣による反動教育の推進、プーチン時代のウヴァ―ロフ三原則、10ソ連邦時代のロシア正教、ボリシェヴィキはなぜロシア正教を弾圧したか・反宗教政策、ソビエト国家への迎合、戦時下で形成されたスターリン政権とロシア正教弾圧、フルシチョフ政権下のロシア正教弾圧、11ぺレストロイカ以降のロシア正教、宗教分野のゴルバチョフ改革、ヴァチカン訪問、ウニヤ教会合法化、ウクライナ正教会の分離独立、プーチン登場、3ロシアの領土拡大、1論理、2イワン雷帝による東への拡張、カザン攻撃、タタルスタン共和国初代大統領ㇱヤミーエフとの昼食会、シベリア進出と専制政治、エイゼンシュタイン監督「イワン雷帝」、3ピュートル大帝、軍事政策、アゾフ要塞攻撃、北方戦争開始、ナルヴァの敗戦と軍改革、ポルタヴァの戦い、プルト川の戦いと南進中断、ニスタット条約とピュートル大帝功績、4エカテリーナ二世、即位までの経緯ー夫殺し、エカテリーナ二世のもとでのロシア領土拡大の論理、黒海の歴史、ピュートル大帝から残された宿題、第一次露土戦争と1774年キュチュク・カイナルジ条約、エカテリーナ大帝の夢・ギリシャ、クリミア半島併合、2014年との類似性、エカテリーナ二世のクリミア視察、第二次露土戦争、ポーランド分割、分割後のウクライナ、エカテリーナ二世の外交の成果と聖ゲオルギーリボン、5西方面への領土拡大に終止符をうったクリミア戦争、黒海の戦略的地位、ニコライ一世の誤算、死とロシア敗北、プーチンとニコライ一世、4ロシアの動乱の歴史から導かれた統治の基本理念、1東ドイツの崩壊から得た三つの教訓、プーチンはなぜデモを強く嫌悪祖国を再建せねばならない、ロシアの影響力の確保、2バラ革命、オレンジ革命へ反発、次はモスクワか、3大動乱の時代を想起、ミーニンとポジャルスキーの活躍、モスクワ解放の歴史的意義、4国民の祝日の制定、革命記念日から国民統一への移行、2005年に設定プーチンはロシア国民に何を伝えたいか、
感想
ロシアがキエフ・ルーシの継承国、ロシア正教を取り込む、ロシアの地政学の論理、これらがプーチンの歴史認識であることを説いている、
まとめ
1ロシアの成り立ち、2正教の受け入れとと歴史上の役割、3ロシアの領土の拡大、4ロシアの動乱の歴史から導かれた統治の理念を考察、キエフ・ルーシの継承国はモスクワ、モスクワ大公国による統一と正教の役割、正教・専制・国民性、領土拡大の論理、プーチンの歴史認識、