レビュー・私たちの戦争社会学入門

戦争はいつでも社会の中に含まれ、社会のありようを見るうえで必要、戦争を焦点に社会の視野を広げたい、著者は野上元、早稲田大学教育・総合科学学術院教授、専門は歴史社会学、東京大学大学院人文社会科学系研究科で博士、著書「戦争体験の社会学」他

概要

誰が戦うのかという問い、最もやっかいな公共問題、あなたは戦いますか、戦えると即答、知らないことの克服、わからないの2種類誰が戦ってきたのか、歴史を作ってきた問い、古代は歩兵、集団で古代ギリシャ、仲間と戦う、中世は騎兵、ローマ共和制崩壊、自前から支給制、私たちが戦う、誰が戦ってきたのか、民主主義・奴隷傭兵、戦戦争映画を観る、味方が逃げたら、戦争が民主主義、戦う市民、奴隷とは、命と引き換えに自由を失う、奴隷の知識、傭兵、業務契約、戦争の流血を抑制、常備軍、戦争の公共化、戦争論としての社会思想、マキャベリ・ホッブス・ロック・ルソー、傭兵に頼らないマキャベリ、市民を兵に、兵役終えた人々、国民軍、兵役と民主主義のホッブス、暴力委託、ロックとルソーの奴隷制、戦争と国民と奴隷、20世紀の戦争、総力戦が始まる、総力戦、以前は部分的に戦う、すべてを出し尽くし、機関銃、勇気と努力、レコード使用されていく機関銃、人間のものでない、機械が主役、塹壕戦、突破する戦車・偵察の航空機、毒ガス、マス、殺戮の効率化、結束感レコード、偏見や扇動、プロパガンダ映画、国家の実体化、国家とは何か、福祉国家、福祉を施す、20世紀の戦争、核、冷戦、消費社会、核戦争後、家庭、冷戦と消費者、起源、消費社会論、他人の家過剰生産を吸収する消費社会、核兵器と冷戦、平和のジレンマ、恐怖による平和、熱い戦争と豊かな社会、21世紀の戦争、これは戦争なのか、核と生活の感覚、現代の戦争、戦争を演じる、対テロ戦争情報技術、マーケチングに使われる、グーグル情報無料、情動が鍵武装勢力の強さ、誰も戦いたくない、ウクライナ戦争、再帰性、近現代社会と戦争、その特異さはどこからくるのか、徴兵制と参政権徴兵制なき民主主義、兵役の機能①男子のランク付け、②生活の近代化、ナショナリズム、天皇制、みんなで仲良く、一君万民論の挫折、戦前日本の迷走、被害者意識、核戦争体験、猛スピードで復興中国・ロシアと講和なし、平和主義とアメリカ依存、凍結された問題、日本も軍を出せ、女性と戦争・軍事、戦争・軍事は女性を差別しない、性暴力、従軍慰安婦、平和運動か、女性でも、女性らしさジェンダーのおとり、軍事社会学とは何か、不必要だが、不可欠なものとしての軍事、軍事とは社会領域、戦争は少なくなってきている、みえない傷、発砲率25%、新兵は役に立つ、軍国主義批判の系譜、軍による安全、軍事的専門職、現代の軍事エリートへ、軍隊は社会から乖離すべきでない、息子に軍人の道は歩ませたくない、徴兵制廃止、制度か職業か、軍隊の縮小、ポストモダンの軍隊の本質現代軍隊としてみる自衛隊、その誕生と矛盾について、自衛隊の誕生、戦前の日本軍・自衛隊の規模、自衛隊の歴史は解釈の歴史、交戦規定、虚構と一般的なイメージ、ポストモダンの枠組み、「わからない」から「やっぱり、わからない」、建設的な議論のために、わからないにおける変化、世界価値基準、議論をするため、三つの仕掛け、疑問・議論のバランスを作る、誰が戦うのか、議論の場、結果発表、やっぱりわからないの世界へ、

感想

戦争を社会の外部に置くことができなくなった、社会は戦争生起の可能性と向き合う可能性で成りたっている、戦争社会学の誕生、

まとめ

誰が戦うのかという問い、誰が戦ってきたのか・近代以前と以降、戦争論としての社会思想、20世紀の戦争・第一次大戦と第二次大戦・冷戦と熱い戦争、21世紀の戦争、近現代日本社会と戦争、女性と戦争・軍事、軍事社会学とは何か、現代軍隊としてみる自衛隊、「わからない」から「やっぱりわからない」を考察、建設的な議論を始めよう、

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