二つの裁判、東京裁判の判決、南京軍事法廷の判決、南京事件はどう認定されたのか、本書は東京裁判や南京軍事法廷の判決文とは異なる歴史書としての南京事件の全体像を解明する、著者は笠原十九司、東京教育大学大学院修士課程文学研究科中退、都留文科大学名誉教授、中国近現代史専攻、著書「アジアの中の日本軍」他
概要
日中全面戦争へ、盧溝橋事件と北支事変、現地海軍の謀略・大山事件、第二次上海事変、宣戦布告なき首都爆撃、世界戦史空前の渡洋爆撃、交戦法に違反した渡洋爆撃、海軍航空隊の戦略爆撃、夜間空襲の恐怖、南京駐在外交代表の抗議、戦略爆撃としての南京空襲、日本を世界から孤立させた海軍、中支那方面軍、独断専行で南京へ苦戦と犠牲を強いられた上海戦、松井石根の野心、杭州湾上陸作戦の成功と中支那方面軍の編合、南京攻略に反対した参謀本部、ブリュッセル会議とトラウトマン和平工作、大本営設置、武藤参謀副長の挑発、大本営、南京攻略を下命、南京進撃途上で重ねられた不法行為、近郊農村から始まった虐殺、南京戦区の県城と村から始まった虐殺、溧水県、句容県、高淳県、江浦県、江寧県、薛礼祥、楊崑侖、戎土璋、李華鳳、波状清軍にさらされた県城と村、堀越文男陣中日記、大寺隆陣中日記、虐殺の村ー湯山鎮許巷村、時有昇、南京占領、南京を死守、蒋介石夫妻の南京脱出、空文となった「注意事項」、誤報に踊る日本国民、南京防衛軍の崩壊、城内脱出のパニック長江沿岸の大惨劇、陸海両軍による残敵掃蕩、1大殺戮の開始、あらゆる手段をつくして敵を殲滅すべし、犠牲になぎせいる市民、血に染まる長江、支那方面艦隊の新設、虐殺からの生還者、2アメリカ砲艦パナイ号撃沈事件、海軍航空隊の残敵掃蕩、アメリカ砲艦パナイ号を撃沈、REMEMBER THE PANAY,入城式のための大殺戮、強行する松井石根司令官、入城式のための残敵大掃蕩、南京城内、難民区、長江沿岸、近郊の県城及び農村、未曽有の盛事・感慨無量なり、陸の孤島での犯罪と抵抗、1南京安全区国際委員の戦い、休養の十数日、入城式後に激発した強姦、背信の兵民分離、江浦県、江寧県、溧水県、高淳県、中国人女性が残した日記、2南京事件の終わり、南京難民区の解消、戦略的に誤りだった南京攻略戦、松井司令官の解任、南京事件の全体像、南京事件の定義と期間と地理的範囲、日本軍の残虐行為・不法行為、犠牲者総数について、海軍航空隊の南京爆撃による犠牲者数、日本軍が虐殺した中国軍民の総数、中国軍の犠牲者数、民間人の犠牲者数、スマイスの戦争被害調査、南京事件前後の南京市部の人口の変遷、結びにかえて、被害者・李秀英の名誉棄損裁判支援、
感想
海軍が起こした戦略なき攻防戦の結果、派遣軍の士気の低さ、指揮官の名誉欲、中国人への人権無視により引き起こした大虐殺と結論踊らされた日本国民と煽ったメディアの責任、
まとめ
日中全面戦争へ、海軍航空隊の戦略爆撃、中支那方面軍・独断専行で南京へ、近郊農村から始まった虐殺、南京占領、陸海両軍による残敵掃蕩、入城式のための大虐殺、陸の孤島での犯罪と抵抗、南京事件の全体像を考察、東京裁判と南京軍事法廷で裁かれた南京事件の全体像を描く、