レビュー、ブラック・カルチャー

ブラックカルチャーとはアフリカに由来する文化、本書はブラックカルチャーを音楽を重点に置きながら物語ることになります、著者は中村隆之、東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了、早稲田大学法学学術院教授、専攻はフランス語圏文学・環大西洋文化研究、著書「カリブー世界論」他、

概要

アフリカの口頭伝承、教室のなかのアフリカ、口承の伝統、音文化、マンデ系社会のグリオ、語り継がれる叙事詩、奴隷船の経験、奴隷貿易を想像、奴隷制と西アフリカ、西欧人を取引相手とした奴隷売買、「ルーツ」にみる大西洋奴隷貿易、船上での歌と反乱、女性たちの抵抗・死者たちの声、アメリカスに渡ったアフリカの声と音奴隷制社会をめぐる資料、聞き書きという方法、裸の移住者、ネオアフリカ文化、精神文化、ヴ―ドゥ―の儀式、文化維持という抵抗ドラミングと太鼓、自由を希求する共同体の歌、合衆国の奴隷制時代の歌、息づくアフリカの声、スピリチュアル、「ブラック」という共同体意識、哀しみの歌、神学におけるスピリチュアルの意義、世俗的スピリチュアルとしてのブルース、合衆国のブラック・ミュージック、変りゆく同じもの、ジャズの始まり、アームストロングの声、ジャズにおける創意と即興、混合するジャンル、ソウル・オブ・ア・ネーション、カバーによる伝統の構築、アメリカスからアフリカへ、ブラックミュージック、アフロ・ブラジル音楽の展開、アフロ・カリブ音楽の多様性、アフリカへの帰還、同じリズム・いくつもの歴史、ブラックカルチャーを巡る次の旅へ,文字の中の声、文字世界への参入、奴隷探検記、声の作家ハーストン、クレオール語の口承性、声の歴史、奴隷貿易・奴隷制の記憶の光と影、記憶の場所、ユネスコの取り組み、奴隷の道プロジェクト、構築される記憶、闇の記憶、奴隷貿易の闇、ブラック・ミュージックの魂、ブラック・パワーの潜在力、ナショナリズムを超えて、ブラック・アーツ運動、ブラック・ジャズ共同体、ブラック・スピリチュアル、ブラック・スタディーズとは何か、知の枠組みのラディカルな変革、アフリカ中心主義、ブラック・エクスペリエンス主義、ブラック・フェミニズム、ブラック・クイア・スタディーズ、ブラックパンサーとアフロフューチアリズ、アフロフューチヤリスト、アフロペシミズム理論、ブラック・スタディーズの再定義、ブラック・カルチャーは誰のものか、知の脱植民地化、収集と分類、脱植民地化と返還、ミュージアムの脱植民地化、文化の盗用とは何か、ブラックを巡る呼称、文化は混交する、未来に向けて再構築されるルーツ、関係の思想、環大西洋連帯、存在論的傷、記憶の継承と発掘、クレオール化のダイナミズム、ルーツの再構築、全世界のヴィジョン、ブラックカルチュアーの旅は続く、

感想

ルーツを辿る旅が原点であるブラックカルチュア、大西洋をまたぐ文化圏の構築を目指す、

まとめ

アフリカの口頭伝承、奴隷船の経験、アメリカスに渡ったあふりかの声と音、自由を希求する共同体の歌、合衆国のブラック、ミュージック、アメリカスからアフリカへ、文字のなかの声、奴隷貿易・奴隷制の記憶の光と影、ブラック・ミュージックの魂、ブラック・スタディーズとは何か、ブラック・カルチャーは誰のものか、未来に向けて際構築されるルーツを考察、文化の盗用に悩む方にもおススメ、まっすぐな問いかけが響く、

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