本書は「食の宝庫」となったキルギスの食文化を紹介している、著者は仙崎将弘、帝京大学文学部国際文化学科ロシア文化コース卒業、おいしい中央アジア協会専務理事、
中央アジアのキルギス
1キルギス共和国の由来、1991年ソ連から独立、テュルク系、2中央アジアの歴史的背景、①ペルシャの食文化、②中国の食文化、③イスラームの食文化、④ロシアの食文化、⑤遊牧民の世界
遊牧民の食生活
1肉食文化とは、2家畜市場、3屠畜(ソイ)と料理、4保存食としての肉利用、5さまざまな乳製品、①遊牧民にとっての乳製品、②乳加工の体系、③バターの加工品、カイマック、サル・マイ、チュボコ、④チーズの加工品、アイラン、スズメ、クルト、ブシュタク、6乳製品の飲み物、①酸乳酒、クムズ、ボゾ、②乳酸発酵飲料、チャラップ、タン、ジャルマ、7遊牧民の小麦料理、ボルソック、ベッシュバルマク、チャクチャク、フォールス、
定住者の食文化
1キルギス第二の都市オシュ、ウズベク人、2米の栽培とプロフ(炊き込みご飯)、①ウズゲンの稲作農家②米と料理、赤米、プロフ、3小麦の栽培とナンの文化、4小麦農家、5小麦と野菜の料理、サムサ、ラグマン、マンティ,ディムダマ、6小麦のお菓子、ハルヴァ、パフラヴァ
少数民族の食文化
1ドゥンガン人の食文化、①ドゥンガン人、回族をルーツ、②ドゥンガン料理、アシュリャンフー、ドゥンガン人の家庭料理、2朝鮮人の食文化、①朝鮮人の由来、沿海州から強制移住、②朝鮮料理、チムチ、ククシ、その他朝鮮料理、
まとめ
中央アジアのなかのキルギス、遊牧民の食文化、定住民の食文化、少数民族の食文化で構成、本書は食文化の視点からキルギスを考察したものである、