レビュー・落とされなかった原爆

小倉・新潟・横浜・京都、原爆投下候補地が、当事者意識を強め、どのような担い手によって歴史のイフを進められたか、4市の戦後史著者は鈴木裕貴、立命館大学衣笠総合研究機構研究員、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学、

概要

1被爆地以外に残る被爆の痕跡、1各地に散った被爆者たち、被爆地以外の被爆者、各地の被団協、被爆地との距離、被爆地以外の被爆者に支えられた被団協、被爆地以外の被爆二世、湖国のカープファン、2落とされなかった原爆の記録、広島・長崎への道程、投下候補地の存在、落とされなかった4市、米軍資料のインパクト、上空の意図と地上の証言、2長崎への贖罪意識―小倉、1命運を分けた曇天、primary target kokura,上空と地上の証言、救われた小倉、気の毒な長崎、2小倉の原水禁運動、第五福竜丸事件と小倉、投下候補地こそが訴えるべき原水爆禁止、退潮と変容、3カネミ油症・風船爆弾・そして原爆、北九州市の発足と公害写真展、真夏に降った雪、記念作家「林えいだい」の誕生、林えいだいの8.9、足尾から五島へ、むなしく奇蹟を待つ人びと、油症と原爆の二重被害、風船爆弾と小倉、証言と史料の収集、地上と上空の視点から、投下候補地小倉への推察、風船爆弾と小倉の被爆者たち、4並存する二つの平和資料館、被爆二世の市長、被爆地以外の原爆関連資料館、二つの北九州資料館をつくる会、公設資料館の開館・民間資料館の閉館、小倉と長崎、続く慰霊、3原爆疎開の伝承ー新潟、1落とされなかった原爆、北国の平和式典、無傷の新潟・焦土の長岡、予約された都市としての新潟、原爆への肩すかし、官吏たちと一斉疎開、新潟日報社と終戦前後、2新潟版「火垂るの墓」、戦後復興と戦争体験の記録、戦中戦後を架橋する死後の記録、一斉疎開と妹の死、野坂昭如と新潟、現資料の不在、3自治体史の編纂と知事布告資料の発堀、新潟大史学と県史編纂の始動、初の近代史叙述、知事布告資料の発堀、上空からの補足資料、投下候補地の発見、反核時代の原爆投下候補地、投下候補地に住まう被爆者たち、投下候補地での原爆展、4新潟の被爆者たちと非核平和都市宣言、一通の投書、非核平和都市宣言の策定へ、岡田茉莉子の被爆体験、続けられる資料発掘、4大空襲の記録から原爆の記録へー横浜、1予約解除された横浜、横浜大空襲、excellent pombing results、5月29日が意味する者、2空襲記録運動の展開と横浜、戦場としての銃後、二重写しとなったベトナム戦争と日本空襲、横浜の記録運動と飛鳥田市制、記録の不在、集められた地上の証言、戦災誌の観光の刊行、3横浜市立大学による米軍資料の発掘、記録運動と横浜市立大学、海外調査と目標検討委員会資料の発見、空襲の記録から原爆のへ、4横浜とヒロシマ・ナガサキ、資料マンハッタン計画、記念碑の建立、横浜の被爆体験、横浜大空襲下の峠三吉、横浜からの想像力、5無空襲都市からの想像力ー京都、1無空襲都市・非戦災都市の誕生、AA級目標・京都、スチムソンのお気に入り、グローブスと京都、非戦災都市」の復興、ウオーナー伝説、複数の神話・伝説との格闘、2オーテス・ケリーと京都神話、小樽出身のアメリカ人、激戦の裏にあった日本語講習、英雄たちによって作成されたビラ、江戸弁のアメリカ人、デントン神話への疑念、ケリーが迫った上空の意図、スチムソン日記と神話の打破、爆心地・羅生門、ケリーへの再批判、残された課題、3空襲記録運動と吉田守男、京都の空襲記録運動、かくされていた空襲、それでも少なかった空襲、地上と上空のてがかりをもとに、スチムソン神話への批判、無空襲と無原爆の意味、打ち破られてい行く伝説、研究者の認識と世間の常識、4再生産される古都神話、ケリーと吉田の遺産を継承する、学術出版と反核運動に吉田が与えた影響、サスペンス小説から古典まで、日文研の京都論、続く神話、続けられる抵抗、終)実証的な想像力の構築へ向けて、出発点としての郷土史、今日の継承策に見られる飛躍、われらみなヒバクシャ、普遍化への違和、霧散する具体文脈、朝鮮にも原爆が落とされたんですか、普遍と具体の緊張関係の中で、ジャーナリスト金井利博、核権力論と白書運動・目録作成の内接点、ローカル・ヒストリーの可能性、まだらの世界の構築へ、

感想

小倉の原爆投下予定地が、悪天候から当日、長崎に変更投下、イフ自分たちも被爆者になったかもしれない、落とされなかった原爆投下候補地から当事者意識が誕生、継承史を辿る、レトロな北九州市を見て次は自分だ、ただ免れただけでよいのかと感じた、

まとめ

1被爆地以外に残る被爆の痕跡ー、2長崎への贖罪意識ー小倉、3原爆疎開の伝承ー新潟、4大空襲の記録から原爆の記録へー横浜、5無空襲都市からの想像力ー京都、終)実証的な想像力の構築に向けてを考察、今日助かっても、明日助かる保証はない、日米資料から原爆投下候補地が発掘され継承された当事者意識を探る、

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