レビュー・海をこえて

エチオピアの村から海外へ出稼ぎに行く女性たちの移動に焦点をあてる、国境を超える人たちを含めた「人の移動」についても考える著者は松村圭一郎、岡山大学文学部准教授、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了、専門は文化人類学、著書「所有と分配の人類学ーエチオピア農村社会から私的所有を問う」他、

概要

1国境のはざまで、人の移動をコントロールできるのか、国境で起きていること、誰がどう決めているのか、国境を越えたあとで、2フィールドで立ちすくむ、フィールドワークの始まり、調査をしない調査、待ちができないフィールドで、何のために調査するのか、フィールドノート1ー女性たちの旅立ち、突然の出稼ぎブーム、なぜ海外を目指すのか、夢の国への旅路、夢のつづき、国境をこえる海をこえる男たち、ラザを訪ねる、妻の帰りを待つ、村に戻る、運命の分かれ道、女性たちが経験する外国、3人類学は旅をする、人類学にとっての旅、村人と人類人類学者の旅の道のり、旅することと居住すること、4移民が行きかう世界で、移動を制限する根拠とは、守るべき価値とは何か、フィールドノート2-変わる家族のかたち、アンバルのこと、ふたつの国での経験、望まない帰国、もとに戻れるのか、揺らぐ家族のかたち、5移民の主体性をとらえる、移民たちが体現していること、資本主義下の移民の主体性/自立性、非正規性から見えるもの、6移動する何者かたち、海をこえているのは何者なのか、国境をこえる人とどう関係を続けるのか、叙述を変えなくてはならななぜい、脱アイデンティティ化の過程、もうひとつのコスモポリティズム、フィールドノート3ー知りえない未来を待つ、名前を変える、暴力の記憶、ふふたたび海外へ、将来のことを考える、二年ぶりの再会、家族の家を建てる、すれ違う思い、知りえない未 来を待つ、不確実な時間を生きる、女性の生きる道、7人の移動という問い、何が焦点なのか、繰り返されてきた移動の歴史、自律的に生きるために、なぜ社会は閉塞したのか、移民の子孫が移民を受け入れる、フィールドノート4-揺らぐ夢の行方、エチオピア正教徒の祭日に、教会に集う、教会がつなぐ縁、教会に通う意味、教会に集う人びと、不穏な気配のなかで、いつどこに帰るのか、積み重なった時間の先に、終わりなき旅路、どこにたどりつくのか、8移動の夢が動かすもの、システムのなかの主観的な生、移動が可視化するもの、移動という社会運動、固定した関係から逃れる、おわりに)対話をつづけるために、

感想

エチオピアの村から海を越える女性たちの物語、同時に女性たちを追いかけて何度も日本と海外を往復した著者自身の移動と思考の記録、海をこえる人の移動と文化人類学者がフィールドに赴くことは接点がある、じっくり探った好著、

まとめ

1国境のはざまで、2フィールドで立ちすくむ、フィールドノートー女性たちの旅立ち、3人類学は旅をする、4移民が行き交う世界で、フィールドノートー変わる家族のかたち、5移民の主体性をとらえる、6移動する何者かたち、フィールドノート―知りえない未来を持つ、7人の移動という問い、フィールドノートー揺らぐ夢の行方、8移動の夢が動かすもの、国境とは何だろうか、

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