グローバル化の消長の歴史を振り返り、グローバル化後の時代の世界秩序の行方を検討する、著者は田所昌幸、京都大学大学院法学研究科修了、ロンドン・スクール・オブ・エコノミスト修了、慶應義塾大学名誉教授、著書「国連財政」
概要
1統合の条件、1グローバル化の波動、統合は進歩か、2構造、自然環境、技術、気候と病原菌、統合と分解の相互作用、3権力、無政府的環境、帝国、巨大国家のジレンマ、4制度、権力の限界、国際的制度の意義、5文化と規範、文化と秩序、普遍的規範、包摂か棲み分けか、2広域的秩序の興亡、1前近代のグローバル化、2ローマ帝国と中世ヨーロッパ、パクス・ロマーナ、帝国の分解、中世ヨーロッパ秩序、3ユーラシア大陸の統合と分解、ユーラシア大陸の統合と分解、ユーラシア史の観点、モンゴルによるグローバル化、モンゴル帝国の長期的影響、4西洋の興隆と自滅、近代西洋の飛躍パクス・ブリタニカ、暗転、3アメリカ主導のグローバル化、1戦勝国としてのアメリカ、孤立主義の伝統、2戦後経済の制度化、冷戦、他国間主義、3勝利の逆説、一方主義と挫折、国際経済制度の弱体化、4露呈したリベラリズムの限界、埋め込まれた自由主事、開発途上国とグローバル化、多数派の反発、4四つの世界秩序、統合と分解の力学、1一つの世界の回復―再グローバル化、アメリカは依然強力、中国主導のグローバル化、米中共同統治、2三つの世界ー新しい冷戦、米中対立、競合する発展モデル、冷戦時代との相違、3多数の世界―再近代化する世界、諸国家の角逐、陣営の分解多極秩序の条件、勢力圏は成立するか、4無数の世界―中世は再来するか、領域国家の限界、移民と難民、5ポスト・グローバル化と日本、1大国でも小国でもない日本、中途半端な日本、戦後日本の基本制度、2仲間を増やし、敵を減らす、中江兆民の外交論、同国との連帯、3自立を迫られる日本、生き残りのための覚悟、4日本の生き残りとは何なのか、物語としての民族、日本は分解するか、新たなる機会を活かせるか、
感想
グローバルな世界、グローバル基準が夢であった時代、だが期待は薄れ結局はアメリカファースト、世界中に格差、戦争、人種問題等を生み、夢破れ山河あり、権力並列の世界に向け、外交、国際交流(軍事同盟を含め)、共同管理地区の設定も必要な時代に突入したといえる、
まとめ
統合の条件、広域的秩序の興亡、アメリカ主導のグローバル化、四つの世界秩序、ポスト・グローバル化と日本を考察、アメリカ一辺倒から脱却できる日本の政治経済の在り方を問う、