世界食物神話を上梓、食物起源神話、狩猟と海・山の食物、食卓、昔話、文学、神と人間の食事を取り上げ解説、著者は篠田知和基、パリ第8大学文学博士、名古屋大学を歴任、比較神話学研究組織GRMC主宰、著書「幻影の城―ネルヴァルの世界」他
概要
食物の起源神話、1穀物の起源神話、殺された豊穣の女神、稲荷信仰、トウモロコシの母、小麦神話、大嘗祭、新嘗祭、2芋の起源神話、ハイヌウェレと芋の起源、マニオク、3火の起源、4古代の食文化、古代エジプト、メソポタミア、ヘブライ、ギリシャ、ローマ、ゲルマン、5各地の食文化、フランドル、フランス、イタリア、ケニア、インド、ハワイ、アンデス、ブラジル、アメリカ、京都、6動物たちの母神、セドナ、アルテミス、キュベレ、狩猟と禁忌、1古代日本における肉食、2狩猟伝承、万次万次郎伝承、聖ジュリアン伝、3ギリシャの狩猟神話、プロクリスの投げ槍、カリュドンの猪、4供犠、ピレモンとバウキス、5食物禁忌、聖書、人食い神話、海の食物・山の食物、1漁労、なくした釣り針、大蛸クラーケン、2栽培植物、焼き畑、ナツメヤシとオリーブ、農耕具、3肉食と家畜、狩猟文化、ジビエ、食卓の神話、1餅、餅文化圏、2小麦粉、フランスパン、カナの婚礼、3飲料、日本酒、インド神話のアムリタ、ビール、ワイン、コーヒー、4食習慣、フランスの家庭料理、祭日の晩餐、ナイフとフォーク、5聖なる食事、聖餐、不死の饗宴、根の国の食事、昔話の食物、1猿と狐と猫、桃太郎と黍団子、2日本の昔話、ネズミ浄土、馬方山姥、犬娘、3世界の昔話、魔法の小鍋、密漁者と森番と領主、ロシア民話、文学と食物、1人狼の文学、アレクサンドル・デュマ「狼使い」、クロード・セニョル「雌狼マリー」、中島敦「山月記」、2食の海外文学、フランソワ・ラブレー「第五の書」、ゴーゴリ「死せる魂」、バルザック「幻滅」、3食の日本文学、中勘助「銀の匙」、永井荷風「妾宅」、萩原朔太郎「雲雀料理」、4人肉食の文学、野上弥栄子「海神丸」、大岡昇平「野火」、武田泰淳「ひかりごけ」、神の食事・人間の食事、1彼岸の食事、スサノウの罪、よもつぐない、竜宮の食事、神々の食事、2異常な食事、魔女の料理、大食い競争、ゲテモノ食い、毒薬、3常人の食事、庶民の食文化、限りある資源
感想
食物の起源神話、禁忌、海と山、食卓、昔話、文学、神と人間の食卓について解説、庶民の食卓を中心とした神との交流史、
まとめ
食物の起源神話、狩猟と禁忌、海の食物・山の食物、食卓の神話、昔話の食物、文学と食物、神の食事・人間の食事を考察、庶民の食卓を中心にした神との交流史、