レビュー・北方領土

北方領土問題を多角的に分析、一冊に凝縮、編著者は名越健郎、拓殖大学海外事情研究所客員教授、大野正美、ジャーナリスト、常盤伸、東京新聞・中日新聞編集委員兼論説委員、小泉悠、東京大学先端科学技術研究センター准教授、吉岡明子、キャノングローバル戦略研究所主任研究員、

概要

北方領土交渉と変換運動、1北方領土問題・7つの扉、健全な二国間関係を疎外、2北方領土問題の原点、対日参戦、3二島返還論の起点、日ソ国交正常化交渉、4凍結された北方領土問題、冷戦期の日ソ交渉、5期待から失望、ゴルバチョフ、6四島帰属交渉の基盤~エリチィン、7逆行する領土交渉、プーチン、8崩壊した二島幻想、安部・プーチン、9・10北方領土返還交渉、11日本支持は米・EU・ウクライナ、ロシア軍配備と地政学、12北方領土の戦略的価値、軍事的に重要論、13ソ連軍の北方領土展開、複雑に変遷、14プーチン体制下で戦略的価値拡大、オホーツク海の重要性、15現在のロシア軍配備地図、択捉と国後、16北極海・オホーツク戦略、ユーラシア東西の結節点、17ウクライナ戦争にも出動、戦争関与の実態ソ連軍の占領と連邦崩壊、18ソ連軍侵攻と赤いササの実の記録愛、銃弾と嵐の中脱出行、19日ソ混住時代の思い出と引揚の惨状、ソ連への憎悪と親愛、20ソ連時代の北方四島、南クリル誕生、21歯舞・色丹のソ連人住民退去、22ソ連期の漁業、密漁とレポ船、23)1990年代の北方四島、困窮する南クリル、ロシア支配の実相、24経済と産業、漁業と水産物加工業、25クリル発展計画の虚実、財政難、26メドベージェフ大統領の国後訪問、要人の北方領土詣で、27経済特区の導入、TORクリル・クリル経済特区、極東の1ヘクタール、28増加する観光客、オーバーツーリズム、29ロシア住民の四季、モミの木からモミの木で終わる、30メディア、個性放つ2つの新聞、31地名変更と地理学会、正教会とも密接な関係、32軍事色強まる社会、訓練・戦意高揚、33行政の混乱・腐敗、地区長の疑惑、34北方領土犯罪白書、地元紙が伝える、北方領土の基礎知識、35自然・火山・資源、火山の島、36地震・津波・千島海溝の巨大地震、日ロ隣接地域の防火協力、37北方四島の動物、特に国後、択捉、38北方四島とラッコ、モノから生き物。39北方領土・千島列島・クリル諸島変遷した呼称、40、41行政と人口、日本とロシア実効支配、42歴史の呪い残す択捉島、ギドロストロイの城下町、43世界最高の温泉・国後島、ハワイ・オアフ島との格差、44東洋の真珠・色丹島、生活苦と開発の遅れ、45水産日本誇示した歯舞諸島、ジェームズ・ボンドの死に場所、四国交流と島民の視線、46ロシアとの漁業協力、ギドロストイ・安全操業・ウクライナ侵攻、47共同経済活動、法的枠組みで難航、48ビザなし交流の明暗、日ロの領土問題の中で果たした役割、49日本人墓地の現状、求められる早急な調査と修復、50日本への視線、強硬論、51消える日本の証、現存建物は6棟、52周辺地域からの視線、安全操業に揺れた歴史、53北方領土対岸の歴史・文化遺産・海底ケーブルからキリスト像まで、54北方領土と文芸作品、大家の歴史小説が目白押し、55北方四島の歴史はいつから始まるか、望まれる広い視野、56クナシリ・メナシの戦いと夷酋列象、18世紀の大事件、57ロシア帝国の南下、幻の日本探し、58大黒屋光太夫・高田屋嘉平、江戸期の国際交流、59幕末の日露交渉、日本とロシアの国境、60明治・大正期の千島列島、国境移動・先住民衰退・行政機構の拡充、61明治時代の漁場開発と北方四島への移住、水産業先駆地域、62北方防衛と千島・対露から対米・対ソ、63戦前のお北方四島、豊穣の海・のどかな桃源郷、執筆者、生田美智子、井澗裕、猪熊樹人、右代啓視、黒岩幸子、佐藤嘉和、高橋浩晃、高橋亮一、谷内紀夫、舟川はるひ、本田良一、百瀬邦和、安木新一郎

感想

アジア・太平洋戦争の密約から奪われた北方領土を考えてみる時期ウクライナ侵攻の泥沼化でロシアの敗北、国内の共和国の独立の可能性も視野に入れ、北方領土の現状を知るべきと思う、

まとめ

北方領土交渉と返還運動、ロシア軍配備と地政学、ソ連軍の占領と連邦崩壊、ロシア支配の実相、北方領土の基礎知識、四島交流と島民の視線、北方四島の歴史をを考察、旧ソ連の占領から80年を経て日本の主権や安全保障を考え直すうえで、北方領土の現状、歴史富未来を注視すべきである、

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