ヨーロッパとアジアの間に位置する「ユーラシアの国」を表明したロシア、思想・政治・社会との結びつきに迫る、著者は浜由樹子、津田塾大学大学院後期博士課程修了退学、国際関係史、ロシア地域研究、」著書「ユーラシア主義とは何か」他、
概要
ネオ・ユーラシア主義誕生の背景、古典的ユーラシア主義、ユーラシア主義リヴァイヴァル、ネオ・ユーラシア主義の見取り図、1990年代という時代、ユーラシア主義にの再発見、最右翼-アレキサンドル・ドゥーギン、1ドゥーギンとは誰か、アングラ時代、ヨーロッパ新右翼との出会い、ロシア正教とのつながり、トリックスターの登場、ウクライナ侵攻以後、2ドゥーギンのネオ・ユーラシア主義、グローバリズム批判・リベラリズム批判・そして反米感情、スピリチュアル地政学、ユーラシアの多民族性、大国志向、ドゥ―ギンの思想とヨーロッパ、3ドゥ-ギンはプーチンの蔭のメンターなのか、ドゥーギンの思想とウクライナ、クレムリンに対するドゥーギンの政治的影響力、陰のメンター説拡散の背景にあるもの、殺害未遂事件以後、思想界のインフルエンサーーアレキサンドル・パナーリン、1パナーリンとは誰か、2パナーリンのネオ・ユーラシア主義、①政治思想研究家として西と東とユーラシア、②グローバリズム批判と文明論の論の論客として、グローバリズム批判と文明論の論客として、グローバリズム批判、アスケーゼのススメ、西側の二重基準、文明論、多民族・多宗教空間のロシア文明、ユーラシアの帝国、地政学的アプローチ、③預言者として、東方シフトの予言、新たな世界大戦、プーチン独裁者化の予言、ロシア・ウクライナの対立予言、過度期の思想として、主流化ー実務家たち、1アメリカへの対抗、2中国研究者たち、ユーラシアの国家としてのロシアと中国、シベリア・極東の開発、西側批判との接続、ブランディング3ユーラシア地域統合、ユーラシア経済同盟の思惑、拡大ユーラシア構想へ、政界・思想潮流における現在地、1ネオ・ユーラシア主義の共通項と伸縮性、2ロシア・ウクライナ戦争のイデオロギー、戦時イデオロギーと自国像、反リベラリズムの幹・愛国主義の蔦・それ以外の枝、
感想
ロシア革命の亡命者によって古典的ユーラシア主義誕生、ネオ・ユーラシア主義は①最右翼のドゥーギン、②グローバル批判のパナーリン、③外務省周辺の実務家たち④中央アジアの地域統合をリードする政治家に焦点を絞り展開、ソ連崩壊後に期待したのは秩序、ヨーロッパとアジアにまたがる傷ついたロシア、西側と違う国家の思想形成を探る、ウクライナ戦争のイデオロギーに言及、ヨーロッパと断絶した孤立の道、
まとめ
ネオ・ユーラシア主義誕生の背景、最右翼ーアレクサンドル・ドゥーギン、思想界のインフルエンサーアレクサンドル・パナーリン、主流化-実務家たち、政界・思想潮流における現在地を考察、古典的ユーラシアの再発見が、ソ連崩壊後のネオ・ユーラシア主義の文脈につながる、