レビュー・シュメル人

バビロニアに定住を始めたシュメル人、都市文明、楔形文字、史料からシュメル人の物語を描く、著者は小林登志子、古代オリエント歴史学者、専門はシュメル学、中央大学大学院修士課程西洋史専攻修了、著書「シュメル人―人類最古の文明」他、

概要

シュメル人の父と息子-ウルナンシェ王の奉納額、1ウルナンシェ王の奉納額、2都市国家ラガシュ、灌漑農耕社会の王、特異なラガシュ、真の王、3ウルナンシェ王の碑文、王の務め、神殿、成り上がり、4奉納額の絵解き、杯を手にした王、供物、豊かな食生活、剃髪、カウナケス、ドレスメーキング、5家族の肖像、冥界の神、妻の肖像、アビダ王女、アクルガル冊立、6教育は人類不変の悩み、教育パパ、学校時代、父親と放蕩息子、二代アクルガル、ラガシュ王奮戦記、1二方面の宿敵、エラム王国とウンマ、ウンマ市の王統、土地争い、2正史の始まり、合戦絵巻、エンメテナ王、3初代王・三代王の戦い、メシリム王の調停、エディンの首、ウンマの王を捕虜、エアンアントウムの不安、ウシュ王、3エアンナトム王の戦勝碑、ニンギルス神、夢のお告げ、密集戦団、戦死者、国境画定、エンアンナトウム一世の戦死、4ラガシュ最後の輝き、イル王との誓約、兄弟の契り、后妃の外交、傍系のエンタルジ即位、シュメル統一、167人の徴兵、ウルイニムギナ王の恨み節、后妃のお葬式、1葬儀は語る、葬儀支出、号泣儀礼、2シュメルの女性群像、女王クババ、居酒屋の女主人、プアビ・ニン、ウル王墓の后妃、3后妃の結婚生活、王宮の所在地、后宮の女主人、バルナムタルラ后妃の印章、政略結婚、父親、エンリル神の嫁取り、花嫁の化粧、権利義務、DV,ファースト・レディー、贈り物、4后妃として母として出産育児、理想の母、子守歌、女性の識字率、才媛、5仇の妻に弔われた前后妃、医術と呪術、処方箋、ご先祖様、恨み死、商人が往来する世界、1古代人の商売繁盛、建築家グデア王の像、下の海、エジプトと戦ったシュメル、商社マン、ダムガルはお役人、銀、升と分銅、2瑠璃に魅せられて、ラビスラズリの道、エンメルカル王とアラッタ市の領主、3銅は海からやってくる、楽園伝説、銀と銅マガン産の銅、青銅、商人ウルエンキ、大商人ウルエムシュ、マガン、黒い外国・メルッハ、4ギルガメシュと杉の森、狛犬、レバノン杉、ギルガメシュと生者の国、サルゴン王、グデア王の筏流し、5石油より大事なもの、マドガの山、星になったシュルギ王、1帝王の佇まい、シュルギ王像、個人情報、自画自賛、手紙、48年分の功業、2ウル第三王朝の最盛期、シュルギ王本紀、ギルガメシュ神の兄弟、理想の君主、成績自慢、マリ王家からの花嫁、シュルギ王の後宮、旅のルクル、3王の公務、シュメル人の中心地域、第二地帯・鬼門の軍政地域、第三地域・臣従国、異国征伐、国道一号線、街道整備、豊饒の場・キリ、花婿シュルギ王とイナンナ女神、氷室建造、4神になったシュルギ王、王昭君、改革断行、現人神にして四方世界の王、シュルギ神の祭りの月、5戦いに明け暮れた後半生繰り返す遠征、敵国シムルム、寝ずに作業せよ、熊もいた家畜収容施設、后妃の殉死、星になったシュルギ王、シュメル人の物語、

感想

孤立したエジプトと違って、多民族共存国家の普遍的文明社会をシュメル人は作った、戦争、災害、教育問題はシュメル人が経験した、

まとめ

シュメルの父と息子、ラガシュ王奮戦記、后妃のお葬式、商人が往来する世界、星になったシュルギ王を考察、土壌の豊かさ・洪水の心配があるがバビロニアに惹きつけられ、後半には都市文明を成立させたシュメル人の物語、

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