レビュー・ローマ帝国とアフリカ

カルタゴを中心とするアフリカ属州は、元老院議員や皇帝を輩出、北アフリカの視点から眺めたローマの歴史、著者は大清水裕、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、東洋大学文学部教授、専門は古代ローマ史、著書「ディオクレティアヌス時代のローマ帝国」他

概要

カルタゴの滅亡と北アフリカの人々、ポエニ戦争とカルタゴの滅亡、滅亡とその伝説化、現在のカルタゴ、北アフリカの人々、歴史は勝者によって書き換えられるか、共和政期の属州アフリカ、ローマ支配の始まり、共和政期のローマ帝国、ガイウス・グラックスとカルタゴ再建の試み、前111年の農地法、ローマではすべてが金で買える、ユグルタ戦争とマリウスの軍制改革、サルステイウスの歴史の書き方、ヌミディア王とローマ、ユグルタ戦争後のヌミディアとマウレタニア、ヌミディア王ユバ一世とカエサル、「ウティーのカトー」、カエサルによる戦後処理、カルタゴ再建とマウレタニア王国の興亡、オクタウイアヌス登場、元首政の成立と退役兵問題、カルタゴ再建、帝室解放奴隷の活躍、ビュルサ由留佐の丘の祭壇、カルタゴ植民市の周辺領域、入植者と先住民の土地分割、トゥッガにおける先住民と入植者、タクファリナスの反乱、戦争か・盗賊か、年代記の史料的特色、マウレタリア王国のヘレニズム化、プトレマイオス朝の末裔として、後継者プトレマイオス王とその死、マウレタニアの属州化、属州民の見たローマ帝国、ローマ支配の拡大、穀倉としての北アフリカ、大土地所有の拡大とネロの蛮行、転換期としてのフラウィウス朝、ローマ化とは何か、トラヤヌス帝の都市建設アフリカ属州総督の不正、人類が最も幸福だった時代の属州社会、シミットスの橋、ハドリアヌス帝のアフリカ巡幸、ハドリアヌス帝の演説にみる兵士たち、皇帝領の運営規定、皇帝領の小作人たち、ウティナのモザイクに見る人々の暮らし、マルクス・アウレリウス帝のローマ市民権、アフリカ系皇帝の時代、セプティウス・セウエレス帝の登場、北アフリカのローマ化と元老院の変容、パルティア遠征と凱旋門、カルタゴ都市領域の再編、支配の南方への拡大、皇帝の死とエチオピア人、記憶の断罪、アントニヌス勅法、騎士身分皇帝マクリヌス、238年のアフリカ反乱、ローマへの愛、テュスドウルス・モザイクにみるローマとアフリカ、3世紀は危機だったのかアフリカ教会とラテン語のキリスト教、キリスト教のアフリカ伝来キリスト教とラテン語、テルトウリアヌスからキュプリアヌスへ、デキウス帝とウアレリアヌス帝の迫害、アルノビウスとサトウルヌス信仰、ディオクレティアヌス治世の迫害とラクタンティウス、ドナトウス派問題、キルクムケリオーネスと4世紀の農村社会、アウグスチヌスの告白、アウグスティヌスとアフリカ教会、アフリカ人の誕生とローマ帝国、古代末期のローマ人たち、ヴァンダル人の侵入と古代の終わり、宮廷の権力争いと北アフリカ、ギルドの反乱と食料供給、北アフリカにおけるローマ支配の自壊、ヴァンダル王国支配下のアフリカ農村、アリウス派とカトリック教会、東から来たローマ人、マウリ人とローマ人、ビザンツ支配下のアフリカ諸都市、カルタゴとコンスタンティノープル、イスラーム支配の拡大、

感想

ポエニ戦争とカルタゴ滅亡、共和政期の属州アフリカ、カルタゴ再建とマウレタニア王国の属州化、穀倉地帯、アフリカ系皇帝の時代、アフリカ教会とラテン語のキリスト教、ヴァンダル王国の成立と西ローマ帝国の滅亡、イスラームの支配拡大、カルタゴ滅亡後の世界を辿る、

まとめ

カルタゴの滅亡と北アフリカの人々、共和政期の属州アフリカ、カルタゴ再建とマウレタニア王国の興亡、属州民の見たローマ帝国、アフリカ系皇帝の時代、アフリカ教会とラテン語のキリスト教、古代末期のローマ人たち、アフリカから見たローマ帝国を考察、

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