近代世界システム論を叙述のキー概念に500年の近現代史を全地域にわたってとらえたもの、著者は大江一道、東京大学文学部西洋史学科卒業、元跡見学園女子大学文学部教授、著書「歴史を見なおす」他、
概要
近代世界史成立のの歴史的前提、1世界帝国と世界一体化の開始、東アジアの世界帝国、オスマン世界帝国、レコンキスタ、コロンブス、スペイン世界帝国、ポルトガル帝国、インド文明圏、2近代世界システム形成下のアジア・アフリカ諸帝国、明朝・朝鮮と日本、銀貿易圏、清、ムガル帝国、南シナ海貿易、オスマンとサファッヴィー朝、アフリカの諸帝国、3近代移行期のヨーロッパ、国際関係始動、カール五世、ネーデルランド、十六世紀の国際戦争、三十年戦争、十七世紀の全般的危機、西北ヨーロッパの諸国家対抗、名誉革命、1資本主義的近代世界システムの形成、西ヨーロッパの近代的成長、1近代化の偏差、経済の成長、絶対王政、重商主義、2イギリス・フランスの成熟と対抗、名誉革命、地主支配体制、フランスの絶対王政、十八世紀フランスの社会、3南ヨーロッパの進展、スペイン、イタリア、中・東ヨーロッパの国家統合、1ドイツとロシアの絶対主義、プロイセンとハプスブルク家、オーストリア継承戦争、ピュートル一世とロシア、ツアーリズム、2十八世紀のポーランドと北ヨーロッパ、ポーランド分割、スエーデン、デンマークとノルウェー、啓蒙主義の世紀、1啓蒙思想の展開、登場、モンテスキューとヴォルテール、2百科全書派の人々、重商主義、批判者ルソー、3啓蒙専制君主の登場、歴史的位置、プロイセン・オーストリアの啓蒙専制君主、ロシアの啓蒙専制君主、十八世紀アジアの諸帝国、1中華帝国の成熟と朝鮮・日本、清帝国、国際環境、諸国家朝鮮・日本の経済成長、2インド・東南アジア諸国家とヨーロッパ植民地主義、ムガル帝国の解体、インド植民地化、インドネシアとオランダの侵略、インドシナ半島の動乱、3ヨーロッパ勢力のアジア貿易、イギリスの三角貿易、アヘン戦略、4オスマン帝国と中東・西アジアの十八世紀、オスマン帝国の泰平と動揺、エジプト・アラビア・イラン、世界近現代全史1巻、
感想
歴史的前提として複数の地域社会と過度期の近代世界システムを取り上げ、十八世紀までの三百年を資本主義的近代世界システムの形成、中心から周辺への編成過程期と捉えている、
まとめ
近代世界史成立の歴史的前提、近代世界システムの形成として、西ヨーロッパの近代的成長、中・東ヨーロッパの国家統合、啓蒙主義の世紀、十八世紀アジアの諸帝国を考察、近代世界システム形成期・中心から周辺を辿る、