レビュー・戦争の美術史

戦争美術がいかに始まり、いかに多様化し、その意味を変えていったか、名作を中心に読み解いてゆく、著者は宮下規久郎、東京大学大学院修了、神戸大学大学院人文学研究科教授、著書「カラヴァッジョ・聖性とヴィジョン」他

概要

1戦争美術のはじまり―古代からルネサンス、1勝者を称え記念する、2コンドッティエーレの請け負う戦争―ルネサンス、3軍事革命の時代―16世紀の国際戦争と美術、2惨禍はどう描かれたかー近世の戦争、1反戦美術の誕生ールーベンスとカロ、2視覚的に演出された絶対王政―王宮と戦争画、3強い愛国心を鼓舞する―アメリカ独立戦争、4侵略戦争への変質―ナポレオンと美術、5想像による歴史的戦争画―ロマン主義、6ゴヤ登場―史上もっとも偉大な反戦画家、3日本の戦争美術-中世から日清・日露まで、1絵巻と屏風に描かれた戦争ー近世まで、2錦絵と油彩画―幕末から明治へ、3浅井忠・旅順戦後の捜索ー日清戦争と美術、4杉野はいずこー日露戦争と美術、4国家は美術と手を結んだー第一次世界大戦、1積み上げられた頭蓋骨は何を語るか、2戦場に画家を派遣する伝統ーイギリス、3後方そして廃墟を描くーフランス、4なぜ人間は忘れてしまうのかードイツと戦没兵士追悼、5美術作品と偏見ー第二次世界大戦、1ゲルニカの時代ースペイン内戦と不安定な時代、2白いフクロウと戦時プロパガンダークラークとWAAC,3左派の画家と挿絵画家ーアメリカの特異な風景、4未来派の辿り着く場所ーファシスト体制下のイタリア、5第三帝国の美術と退廃芸術―隠された戦争画、6どうかよい絵を描いて下さいー戦時中の日本、1作戦記録画ー戦争画展覧会、2藤田嗣治の戦争画無を読む、3玉砕図は日本が、日本画、7記憶の芸術―20世紀後半から今日まで、1原爆の記録、2二つの大戦の記憶と記念碑-様式を問う、3破壊のあとの再生ーベトナム戦争と美術、4ホロコーストの記憶、

感想

映像と写真が生む圧倒的な臨場感は戦争のイメージの集合的記憶となり、絵画や彫刻の経る幕はなくなり、正義の戦争という幻想を粉砕した、しかし古戦場は宗教上の聖地と類似した存在であり、愚かや残虐さを語っている、イデオロギーに振り回されない美術の力がある、

まとめ

1戦争美術のはじまり、2惨禍はどう描かれたか、3日本の戦争美術、4国家は美術と手を結んだ、5美術作品と偏見、6どうかよい絵を描いて下さい。7記憶の芸術、を考察、戦争美術の主役は、第一次世界大戦で、英雄から殉国者へと変わった、

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