レビュー柳宗悦

民芸運動を実践した柳宗悦の生涯を辿る、著者は若松英輔、批評よくさくふぃんは家・随筆家、慶應義塾大学文学部卒業、著書「イエス伝」他

概要

柳宗悦の原点、思想的原点、白樺派と仲間たち、評伝「ウイリアム・ブレーク」、見えないものの姿を見える世界に姿を与える、よき作品は自分に由来しない、想像と幻像、受け継いだ眼の力、神の探求、鍵語に出会う、開かれた意味での宗教、神想うゆえに余がある、貧しさの奥にある豊かさ、沈黙はちからになる、神、という場、論理では近づけない真理、朝鮮の友へ、西洋と東洋は相補うべきもの、朝鮮の友に贈る書に込めたおもい、民芸運動の萌芽、情の日本と力の日本、芸術への尊敬こそ国と国とを近づける、愛の復権、悲しさの美しさ、人生の深みに導く舟、木喰仏、民芸の原点、微笑みの

源を見つめる、見出したのではなく見出された、三つの準備、木喰研究の決定的な契機、不可思議な因縁の働き、民芸誕生、雑器の源流を見つめる、美と信をつなぐ理、雑器の基本的な性格、言葉も民芸、深くつながるものを見出す、無名であれ、手仕事の重み、日本民芸館、真に美しいものを蒐めた場所、理論よりも先に愛があった、文字なき真理のの文を読む、工芸を民衆の手に返す、思想・嗜好・習慣が真理を遠ざける、考えるより先に見る、紙上の美術館、美しい美の基準、琉球の富、沖縄、生きている大和の文化、沖縄にまなばねばならぬ、さまざまな富、墳墓、宗教以前の世界、琉語、琉装、手仕事の意味、近代化で見失われたもの、手の重要性土地・歴史とのつながり、実着であること、柳宗悦の先見性、美を売り渡した現代、柳にとっての正しさ、不自由さから美がうまれる、美の法門、なぜ菩薩は成仏しないのか、不二の美、美の宗教、不二の実相を見つめ直す、苦しさのさなかに救いがある、人と仏がともにはたらく、信と美は一如、南無阿弥陀仏、生きるべき一つの道、南無阿弥陀仏の不思議な力、浄土宗の教えと民芸、不安に寄り添う言葉の民芸、三人で一人格、愛のないところに悲しみは生まれない、宗教のあり方、心偈、心偈とは何か、言葉の工人・柳宗悦、仏はどこにいるのか、仏の手の上に生きている、手放すことの意味、茶と人生、今に立つとき開かれる眼、無私の心であるがよい、貧しさなくして豊かさはない、柳宗悦の悲願、美をめぐる終わりなき学びの道最晩年の悲願、普遍的な心の願い、仏教美学の核となるコトバ、美しさを概念で語ってはならない、美の浄土、心の住所をもたないこと、

感想

ウイリアム・ブレイク評伝が思想的原点、白樺派の仲間たち、「宗教とその真理」から神の探求、「朝鮮の友に贈る書」から民芸運動、「木喰上人発見の縁起」から朝鮮陶磁器と木喰仏を経て民芸誕生、工芸の道は民芸思想の基盤、日本民芸館は大倉孫三郎の助けにより一気に前進、後半は琉球と南無阿弥陀仏に心を寄せた、

まとめ

前半生、柳宗悦の原点、神の探求、朝鮮の友へ、木喰仏、民芸誕生後半生、琉球の富、手仕事の意味、美の法門、南無阿弥陀仏、心偈柳宗悦の悲願を考察、柳宗悦の民芸運動と生涯を辿る、

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