懐疑論とは何か、古代と近代を腑分けし、両者の特徴を比較した、著者は古田徹也、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、東京大学大学院人社会系研究科准教授、専攻は哲学・倫理学、著書「言葉の魂の哲学」他、
概要
1古代ギリシャでの勃興、1プロタゴラス―相対主義の祖、最初のソフィスト、相対主義の難点、2古代懐疑主義の概要、懐疑主義者3ピュロン―生き方としての判断保留、謎多い人生と思想、物事の客観的記述は絶対的な記述ではない、昆虫や鳥や豚のように、尊敬を集めた生き方、4中期アカデメイア派ー理論的立場としての判断保留、アカデメイア、行為を律する説得的表象、2ピュロン主義、1判断留保の徹底、中期アカデミア批判、すべては把握不可能、現れるもの同土を対置、2判断保留に導く十の方式と五の方式、アイネシデモス、アグリッパ、3ピュロン主義の目標と筋道、平静な心、思いなしをもたず・性急さから遠ざかる、4ピュロン主義に対する疑問と応答、我々の相対性と多様性、柔軟性と硬直性、人間を愛す3近代以降の姿、1モンテーニュー理性の限界・信仰の場所、感覚の限定性と理性の限界、知識から信仰、高い場所、2デカルトー真実を追い求めて、一切を信用しない、考えている私から、存在としての人間、理性、3全面的懐疑論と局所的懐疑論、4ウイットゲンシュタインとその周辺、1古代懐疑主義の継承、語り得ないこと、梯子、ピュロン主義者、2近代的な懐疑論への批判、全面的懐疑論の自己矛盾、知識、治療として哲学、3主張することに伴われる責任、世界像、知識への失望、必要な足場、維持する責任、4判断の保留、批判の継続、回帰の反復、学ぼうとする本当の欲求、自然な衝動、外部の視点、非常識な主張、分身としての論敵、5懐疑主義の意義、1性急さから遠ざかる、治療と実践、陰謀論、実践、2無責任な懐疑から遠ざかる、過激な陰謀論治療、2無責任な懐疑、局所的懐疑論、生命線、自文化を相対化、生活に習熟、穏健な懐疑主義、中期アカデメイアとの近さ、ピュロン主義のとの遠さ、建設的か・建設的か治療的か、3果てしなさへの怖れを超えて、我々の特殊性・多様性・流動性の探求、分断を弱め・一歩一歩探求・考察、
感想
古代キリシャの相対主義とピュロンの生き方、判断保留の徹底、近代以降ではモンテーニュの信仰の場、デカルトの全面的懐疑論、ウイトゲンシュタインの局所的懐疑論、懐疑論は①性急さから遠ざかる、②無責任の懐疑から遠ざかる、③変容する日常に回帰すること、探求と考察を続けることを説く、
まとめ
1古代ギリシャでの勃興、2ピュロン主義、3近代以降の姿、4ウイトゲンシュタインとその周辺、5懐疑主義の意義を考察、