レビュー・服部雪斎

貝を収録した武蔵石寿「目八譜」、鳥を集めた森立之「華鳥譜」の図譜を描いた博物図譜の描き手雪斎を取り上げる、著者は児島薫、実践女子大学文学部美学美術史科教授、専門は日本近代美術史、東京大学大学院人文科学研究科博士課程美術史専攻課程日本美術史専攻中退、ロンドン芸術大学でph.D取得、著書「藤島武ニ」他

概要

遠坂文雍一門が描いた祐天寺天井画、1祐天寺天英院御霊屋、2天井画、雪斎担当、3天英院、4近衛家・島津家と博物学、博物図譜の画家、雪斎、1、ニつの目八譜、国会本と東博本、2武蔵石寿と赭鞭会、3目八譜の意義、貝に特化、4目八譜の表現、5久志本常珍、所蔵者、森立之と雪斎、1森立之、2半魚譜、魚の図譜、3華鳥譜、鳥の図譜、4制作のプロセス、5漢方医たちとの関わり、外交儀礼のなかの雪斎、1オーストラリアに贈られた画帖、2幕末の外交儀礼における贈答絵画、3パリ万国博覧会の画帖、4イギリスへ贈られた画帖、5幕末明治の外交官、町田久成、明治政府の下での雪斎、1博覧会における雪斎、2博覧会記念写真の人物、3文部省および内務省職員時代、教草、博物館掛図、図譜、4文部省退職後、5画家としての雪斎、おわりに、1写真と西洋画、2技術としての写真、3雪斎の写真図、

感想

博物図譜の画家雪斎、代表作は貝に特化した武蔵石寿「目八譜」と鳥に特化した森立之「華鳥譜」、依頼人は漢方医、祐天寺では天井画担当、幕末から明治にかけては、外交儀礼における贈答絵画の制作・博覧会政策にかかわり、依頼人は外交官、明治政府、博物図譜から花鳥図までを手掛けた、

まとめ

遠坂文雍一門が描いた祐天寺天井画、博物図譜の画家・雪斎、森立之と雪斎、外交儀礼の中の雪斎、明治政府のもとでの雪斎を考察、「目八譜」「華鳥譜」に代表される博物図譜の画家、幕末から明治にかけて外交儀礼・贈答絵画や博物館政策にかかわり花鳥図を描いた絵師・雪斎にせまる、

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