京劇および関連劇種をめぐる人間ドラマを紹介しつつ、近代中国の人間と社会を浮き彫りにしたもの、著者は加藤徹、東京大学大学院人科学研究科博士課程単位取得満期退学、明治大学教授、学生時代にアマチュア京劇俳優、著書「西太后-大清帝国最後の光芒」他
概要
京劇形形成までの道のりー清初から乾隆帝まで、順治帝、康熙帝、「桃花扇」、雍正帝、乾隆帝、京劇誕生、幕間戯1、京劇、芝居の役柄、会館、地方劇、清朝の衰退・京劇の発展ー19世紀初頭から清末嘉慶帝、宮廷演劇、咸豊帝、西太后、京劇改革、十三旦、劉趕三、趕趕三、揚鳴玉、陳徳霖、幕間戯2、女形、楽器、韻白と京白、日清戦争、近代化への苦しみと京劇ー辛亥革命から民国初年、やかましい銅鑼の音、魯迅・毛沢東と京劇、阿Q正伝、通鑑学校、文明戯辛亥革命、王鐘声、劉芸舟、漢の光武帝、孫文そっくり孫悟空、袁世凱、女優・劉喜奎、「皇帝夢」、周恩来の告白、林黛玉、幕間戯3)歌と唱、芥川、京劇の黄金時代ー慢性的内戦と平和、「さらば・わが愛ー覇王別姫」、芥川「志那遊記」、日本の劇通、西洋人の中国演劇観、京劇海外公演ー梅蘭芳、裘盛戎、京劇俳優二つの道、科班の生活、秘密結社「青幇」、幕間戯4、項羽の芝居、中国の検場、観客同士の交流、京劇の流派、戦火と京劇ー満州事変から国共内戦まで、国劇、京劇アメリカ公演ー梅蘭芳、「生死恨」、蓋叫天「金鵄独立」「鉄公鶏」、満州国の京劇振興政策、「義務戯」拒否の程硯秋、金少山、水滸ものから生まれた革命京劇ー毛沢東、飛行機事故、幕間戯5、アヘン、舞台サイズ、京劇俳優と宗教、日本占領下の暗黒体験国をあげての京劇改革ー建国前後から文革前夜まで、京劇三度目の黄金時代ー17年概観、福の神ー程硯秋、新中国の京劇学校、香港から復帰の張君秋、全土に叢生、排除された封建思想、立ち回り改革京劇と地方劇の交流、朝鮮戦争、歌舞伎と交流、新中国の京劇海外公演、日中戦争の終りー梅蘭芳、京劇音楽の改革、江青と趙燕侠との確執、「紅灯記」、幕間戯6)、56年の中国訪日京劇代表団京劇現代戯観摩演出大会、革命模範京劇の時代―文化大革命期、京劇批判から始まった文革、歴史学者が書き下ろした「海瑞罷官」、批判された他の演目、造反した弟子ー裘盛戎、炎と寒風ー荀慧生・老舎らの迫害と死、八つの革命模範劇、ある作家の運命、江青に愛された俳優ー「紅灯記」、不屈の名優ー蓋叫天、文革下における伝統芸の継承、現代京劇に心血をそそぐー裘盛戎、作者呉晗一家への迫害、毛沢東と古典京劇、江青に愛された俳優、革命現代京劇とは何だったのかー「紅灯記」、幕間記7、ベトナム戦争、文革世代、用語、彭徳懐失脚、グローバル時代の京劇―市場経済の荒波の中で、凋落、なお有効な京劇カード、いまだ漢服がない中国、グローバル時代の京劇、中国京劇院の来日公演、京劇と歌舞伎の立ち回り、スーパー歌舞伎、「京劇・坂本竜馬」、鏡としての中国伝統演劇、東京票房、京劇女優・李玉芝ー在日京劇俳優の鼻祖、なぜ京劇は日本人を魅きつけるのか、幕間戯8,一次と二次の伝統、台湾の京劇、舞台人生に定年はない、
感想
始まりは清朝、日清戦争、満州事変、日中戦争、内戦、文革を経て現代まで辿る京劇と俳優、皇帝、革命家、軍人・政治家の群像を描写、文革は何だったのか、政治が関与した京劇と日本の歌舞伎との違いにも注目した、
まとめ
京劇形成までの道のり、清朝の衰退・京劇の発展、近代化への苦しみと京劇、京劇の黄金時代、戦火と京劇、国を挙げての京劇改革、革命模範京劇の時代、グローバル時代の京劇を考察、皇帝、革命家日本介入、共産党政権、文革四人組、海外公演と政治が絡んでくる京劇の俳優群像を描く、
政治
堯、正史