レビュー・光の美術・モザイク

美術史から消えたモザイクの歴史を概観する、著者は益田朋幸、早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、早稲田大学文学学術院教授、著書「ビザンティン美術への旅」他

概要

モザイクを見る、光の芸術、ガッラ・プラチディア廟堂を読む、なぜ聖ウインケンティウスか、エジプトのシナイ山に寄り道、モザイクを近くで見る、永遠の美術、永遠性の希求、象嵌モザイク、テッセラ・モザイク、材料となる石、モザイク技術の極北、歴史を訪ねて、ヘレニズムの小石モザイク、太陽神の変容、多様なイメージ世界、異教図像の流用、予言者ヨナの物語、水のイメージ、ワインを作る、壮麗なローマの建築物、宗教・歴史・美術が交差するところ、支配者は変われど、西ローマ帝国、美術は発展するか―二つの洗礼堂、正統派洗礼堂のモザイク、アリウス派洗礼堂のモザイク、サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂、モザイクの動画、記憶の抹殺、サン・ヴィターレ聖堂、皇帝夫妻のパネル、神への犠牲、現世の賛美、港町クラッセ、七世紀のテサロニキ、モザイクをつくる、職業としてのモザイク工房、ガラス・テッセラ、フレスコとの比較、モザイクの下絵、シチリアのモザイク、モザイク工房の招聘、ラ・マルトラーナの図像、宮廷礼拝堂の図像、モザイク施行の実例、モザイクの値段、モザイクを壊す、神は描けるのか、ビザンティンの聖像破壊、愛肉した神、八・九世紀の美術、隠す・見つける・直す、ラトモスの奇蹟、聖ソフィア大聖堂のモザイク、モザイク技術の劣化、皇帝の寄進したモザイク、モザイク再制作の謎、様々な仮説、聖母マリアの哀しみ、我が子の死を知る母、聖母マリアの生涯を描く、ギリシャのモザイク修道院、ダフニ修道院、ダフニの聖母の生涯、涙を拭う布、コーラ修道院の母の哀しみ、近代美術とモザイク、西洋美術の行き詰まり、非ヨーロッパ的な美術、モザイクと精神的なもの

感想

光と永遠のモザイク、古代からキリスト教へ歴史を辿り、世界遺産ラヴェンナを見る、工房、聖像破壊時期、聖母マリアの哀しみにも言及、クリムトがモザイク復活に注目、中世を生きた人々の思いが伝わる、

まとめ

モザイクを見る、永遠の美術、歴史を訪ねて、宗教・歴史・美術が交差するところーラヴェンナ、モザイクをつくる、壊す、聖母マリアの哀しみ、近代美術とモザイクを考察、超越的・精神的・豪奢な世界を映し出す、

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA