小さな発見と出会いを求めて、幕末女性の日記をじっくり付き合う、著者は村上紀夫、大谷大学大学院文学研究科博士後期課程中退奈良大学文学部史学科教授、著書「怪異と妖怪のメディ初夏のア史ー情報社会としての近世」他
概要
一年、正月と節分、大掃除と松飾、お正月、節分と厄落とし、ひな祭り、初節句、端午の節句、ちまき作り、主婦の役割、盆行事、迎え火、路の日常、誕生日、数え年、誕生日に思う、季節の移ろい、初夏の江戸、残暑と月料理人見、冬の寒さ、日々の暮らしとなりあい、食の宴、念願のマンボウ、牛肉、料理人、手料理、猫の生涯、もらわれる猫仁助、脱走と戻り、病気と最期、江戸時代の金魚飼育、池の金魚、行商人、あきない、種屋の発展、サクの背負ったもの、地主、銀札、贈答と貸し借り、贈り物、いただきもの、商品券、ご近所さん、仲がいいのを妬んで、こじれた隣人、和解、妻の再訪、火事見舞い、縫物、滝沢家の縫物、裁断、絞り染め、事件と災害、大塩平八郎の乱、決起第一報、噂、飢饉、黒船の来航、和歌山に届いた異国船情報、家慶の死、和歌山藩対応、武具、火事は怖い、滝沢家の避難、片付けと火事見舞い、安静大地震、南海トラフを震源とする地震、一放送夜明けて、ええじゃないか、京都の噂、降ってくる神々・広がる噂、和歌山のお礼降りと噂、家族と女性の一生家族の病と死、太郎の病、治療、別の医師が診察、祈願、病状悪化、看病と悪化、最期、婿養子と婚礼、縁談、おみくじにすがる、急展開、納采、婚礼、祝いの日、妊娠と出産、さちの、妊娠、帯しゅっさん祝い、臨月、出産祝い、お七夜、疱瘡、路の娘つぎの疱瘡、疱瘡除け、一難去って、快方、種痘、種痘所、経過、おわりにー路最期の日、疫病除け、路体調崩す、葬儀、日記に見る日常生活を読む、
感想
日記から季節と年中行事を大事にし、宴あり、猫、金魚のいる生活、大塩平八郎の乱や黒船、安政大地震の視点、ファミリーヒストリーが綴られている、滝沢家とは馬琴の家のこと、
まとめ
一年、日々の暮らしとなりあい、事件と災害、家族と女性の一生を考察、幕末の日常生活を再現、黒船は不吉な予感、