「南総里見八犬伝」の評伝、「八犬伝奇想」「新編八犬伝奇想」に続く第三冊目、「隠微」を解く、著者は小谷野敦、作家、比較文学者、東京大学大学院比較文化選好博士課程修了。著者「聖母のいない国」他、
概要
物語の発端、応仁の乱のあとの関東、結城合戦、安房国、里見義実と玉梓、伏姫と八房、姫と犬の結婚、青年の苦悩、最初の犬士、犬塚信乃と浜路、左母二郎の横恋慕、切ない口説き、戦いあう犬士たち、古那屋の惨劇、五犬士の集合と離散、馬琴の生い立ち、馬琴作品の普遍性、馬琴の女性崇拝と女性嫌悪、女装の犬士、八人目の犬士登場、馬琴は戯作者か、源氏物語を下敷きに、悪女・船虫、関東管領とは、八犬伝前半の最後、里見家は徳川家である、馬琴は戯作者か、馬琴を嫌う人と好む人、犬江親兵衛の再登場、最大の穏微、勧善懲悪の物語、日本の将来への予見、明治以降の文学者と馬琴作品、馬琴は尊王家か、犬江親兵衛の京都行、対管領選へ、皆殺しの劇薬、対管領戦とは何か、足利成氏とは何か、父になる物語、その他の馬琴作品、「椿説弓張月」、「近世説美少年録」、「開巻驚奇侠客伝「俊寛僧都嶋物語」、「新八犬伝」の世界、NHK人形劇「新八犬伝」独自のストーリー展開、みなさん帰ってくる、馬琴の生涯、長生きの遺伝子、馬琴誕生、文学青年時代、山東京伝と出会う、作家デビュー、馬琴の結婚、葛飾北斎と春画、充実の時代、「八犬伝」板行開始、伝記と幻想、晩年へ、シーボルト事件、蛮社の獄、八犬伝完結、死去、
感想
結城合戦が発端、安房国に、里見義実と玉梓、伏姫と八房、姫と犬の結婚、最初の犬士・犬塚信乃と浜路、左母二郎の横恋慕、切ない口説き、戦いあう犬士たち、古那屋の惨劇、五犬士の集合と離散、女装の犬士、八人目の犬士登場、悪女-船虫、関東管領、大江親兵衛の再登場、隠微・里見家は徳川家・神余家は皇室、明治以降の文学者と馬琴作品、対管領戦、皆殺しの劇作・日本と外国との戦の比喩NHK 「新八犬伝」、馬琴生涯、誕生、文学青年、山東京伝に会う、作家デビュー、結婚、葛飾北斎と春画、充実の時代、八犬伝、伝記と幻想、晩年、シーボルト事件、蛮社の獄、八犬伝完結、死去までを辿る、
まとめ
物語の発端、青年の苦悩、馬琴の女性崇拝と女性嫌悪、里見家は徳川家である、日本の将来への予見、その他の馬琴作品、新八犬伝の世界、馬琴の生涯を考察、途中、作品・生涯を辿りながら南総里見八犬伝の世界を展開、