「南総里見八犬伝」の評伝、「八犬伝奇想」「新編八犬伝奇想」に続く第三冊目、「隠微」を解く、著者は小谷野敦、作家、比較文学者、東京大学大学院比較文化選好博士課程修了。著者「聖母のいない国」他、 概要 物語の発端、応仁の乱の… 続きを読む レビュー・謎解き八犬伝
カテゴリー: 文学
レビュー・万葉集のたくらみ
通念を覆す、万葉集を筋立てからなる書き物として取り扱う、著者は品田悦一、東京大学人文科学研究科博士課程単位取得修了、東京大学名誉教授、著書「万葉集の発明・国民国家と文化装置としての古典」他 概要 巻六の前奏としての巻一・… 続きを読む レビュー・万葉集のたくらみ
レビュー・松本清張と水上勉
実は似た者同士、雑食の果てに―社会派推理小説時代の終焉、様々なジャンルへの飽くなき挑戦―文学・言葉を越えてその軌跡を辿る著者は藤井叔禎、立教大学名誉教授、立教大学大学院博士課程単位取得退学、専門は近現代日本文学・文化、著… 続きを読む レビュー・松本清張と水上勉
レビュー、昏い時代の読書
大正・昭和・平成の時代に筆を執った5人の「危うき物書きたち」の作品を論じながら、現代というドン詰まり噛みしめる、著者は道籏泰三、京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退、京都大学勤務、2015年京都大学定年退職、専門はド… 続きを読む レビュー、昏い時代の読書
レビュー・戯作論
戯作のどこが、現代人の批評眼にそぐわないないのか、周作人は滑稽本を日本人自身が創作したあそびだと評している、戯作には古典文学の残滓が沈殿、著者は中村幸彦、近世文学研究者、京都帝国大学文学部国文科卒業天理図書館司書を経て関… 続きを読む レビュー・戯作論
レビュー・アメリカ文学史への招待
いまを生きる、アメリカ文学史の現在、日本語読者のための世界の中のアメリカ文学史、編著者は橋本安央、アデルファイ大学大学院修士課程修了、関西学院大学文学部教授、著書「高橋一巳ー棄子の風景」藤井光、北海道大学大学院文学研究科… 続きを読む レビュー・アメリカ文学史への招待
レビュー・平安貴族の和歌に込めた思い
平安貴族たちがいかに自分の思いを和歌に込めたか、日記の裏に書かれた「詠み捨て」から探る、著者は今井雅晴、東京教育大学大学院博士課程修了、筑波大学名誉教授、東国真宗研究所所長、専門は日本中世史・仏教史、著書「中世を生きた日… 続きを読む レビュー・平安貴族の和歌に込めた思い
レビュー・世界は説話にみちている
説話は世界を捉え、世界をあらわす、説話、東アジアの世界へ、世界観・群像・東西交流への旅、著者は小峯和明、日本古典文学・東アジア比較説話専攻、立教大学名誉教授、早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学、著書「予言文学の語る… 続きを読む レビュー・世界は説話にみちている
レビュー・日本漢字全史
中国で誕生した漢字が日本語と邂逅・言語のみならず日本の文化や人々の関わりまで描く、著者は沖森卓也、東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了、立教大学名誉教授、専門は日本語学、著書「日本語全史」他、 概要 伝来-5世紀ま… 続きを読む レビュー・日本漢字全史
レビュー・蔦屋重三郎
時代小説「稀代の本屋・蔦屋重三郎」で戯作者や絵師との交流を描いた、本書は取材メモなどをフル活用、蔦屋重三郎の発想と手法・業績を振り返る、著者は増田晶文、作家、同志社大学法学部法律学科卒業、著書「果てなき渇望」他、 概要 … 続きを読む レビュー・蔦屋重三郎