レビュー・琵琶法師

耳なし芳一の話、芳一話の系譜、耳と異界、モノ語りの担い手、最後の琵琶法師、現代の芳一、ハーンと芳一、著者は兵藤裕巳、専門は日本文学・芸能論、学習院大学名誉教授、著書「太平記<よみ>の可能性」他、

概要

1琵琶法師はどこから来たか―平安期の記録から、大陸の琵琶法師、ふたつの伝来ルート、盲僧の六柱琵琶、サワリという仕掛け、平安貴族による記録、新猿楽記の琵琶法師、地神経読誦に記録、地神の由来、四季の土用と地神経、地神経の信仰、東アジアでの広がり、物語の母型、2平家物語の始まり―怨霊と動乱の時代、怨霊のうわさ、竜王と平家の怨霊、安徳天皇の鎮魂、竜王の眷属、法華経の竜女、大懴法院の建立、徒然草の伝承、語り物と平家物語、語り手としての有王、琵琶法師と聖の接点、編まれてゆく物語、巫覡としての聖、モノの語りの文体、匿名的な声、視点のない語り、モノ語りとテクスト、3語り手とはだれかー琵琶法師という存在、身体の刻印、内裏へは五躰不具の者いらざる、穢れと聖性、干死と怨霊蝉丸と宿神、善と悪の彼岸、母と子の神、竜女と韋提希夫人、ジェンダーのかたち、4権力のなかの芸能民―鎌倉から室町期へ、寺社がはたした役割、座の形成と村上源氏中院流、当道座以前の数派、一方派と東の一、覚一本の成立、当道座の成立と本文の相伝、平家の流行と南北朝の政治史、室町殿への正本の進上、将軍家と当道座村上源氏から清和源氏へ、将軍家の起源神話、5消えゆく琵琶法師ー近世以降の姿、応仁の乱以後、徳川政権との結びつき、地神盲僧への締め付け、脱賤民化のための支配構造、諸職諸道とのつながり三味線・浄瑠璃の台頭、東北の奥浄瑠璃、西日本の座等・盲僧、近代に残た琵琶法師、あぜかけ姫の伝承、機織り淵の伝説、俊徳丸の伝承、アルトー版の「耳なし芳一」、おわりに―琵琶法師とはなにか山鹿良之「俊徳丸」演奏動画について、

感想

琵琶法師は大陸から伝来、地神の信仰、平家物語伝承、高野聖、穢れと聖、寺社の役割・座の確認、地神、盲僧への締め付け、琵琶から三味線、西日本の座頭・盲僧による習俗が残存、

まとめ

1琵琶法師はどこから来たか、2平家物語のはじまり、3語り手とはだれか、権力のなかの芸能民、消えゆく琵琶法師、を考察、本書の主人公は耳なし芳一、琵琶法師は山鹿良之、

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