レビュー・ロシア宇宙主義全史

ロシア宇宙主義は、帝政末期からのロシアからソ連にかけて、人間の不死・復活を謳った一連の思想や文化、著者は乗松亨平、東京大学大学院総合文化研究科教授、専門はロシア文学・思想、著書「ロシアあるいは対立の亡霊―第二世界のポストモダン」他

概要

1近代ロシアの空間表象―ロシア宇宙主義前史、1無から無限へ、広大さと専制、無の平原、自由の広がり、自由と隷従のはざまで、2ロシアとアメリカ、二つのフロンティア国家、コサックとカウボーイ、2フュードロフ―全人類の集合神化、1人類復活の事業、生まれたことの恥辱、なぜ死は否定されねばならないか、2人間の神化、自由という義務、人類の三位一体、フョードロフとフロイト、3自然統御の工程、大気の統御から天体の統御へ、人体の統御から人体の復活へ、集合と散逸、4メシアニズムの地政学、収集の帝国海洋国家と大陸国家、3宗教哲学ルネサンス、宗教と科学、ソロヴィヨフー全一性への神化、ブルガーコフー宇宙的コミュニズムの神化、ベルジャーエフ―新しい世界の創造、2コミュニズム、建神主義、集団の不死と一元論、ボグダーノフ―一元化される世界、血液交換―生理学的集団主義、4ツイオルコフスキーー無限の進化と優勢思想、1革命文化とロシア宇宙主義、宇宙の組織化、重力の克服2無限の進化の夢、民衆科学者の誕生、完全生物への進化、二つの優生学、二つの天才、3個と全体の原子論、原子の無限の生、原子一元論、私という幻想、進化に意味はあるか、5ヴェルナッキーー進化の統御可能性、1太陽と生物圏、個と全体をめぐる二つの理念チジェフスキーと統計学、不変の生物圏、生物圏の進化、2生の跳躍から精神圏へ、ヴェルナッキーとベルグソン、精神圏と意志、テイヤールの精神圏、6トランスヒューマニズムと人新世―ロシア宇宙主義後史、1テイヤールからトランスヒューマニズムへ、テイヤールとジュリアン・ハクスリー、ヒューマニズムからロシア宇宙主義へ、ロシア宇宙主義とオカルティズム、ニューエイジからトランスヒューマニズムへ、2ヴェルナツキ―から人新世へ、サイバネティクスとエコロジー、ロシア宇宙主義とナショナリズム、グロイスのミュージアム論、精神圏と人新世、

感想

個と全体の有機的調和の理念をを掲げ、個の意志による全体の統御を唱えたが、全体との調和も、全体を統御することもできない、だがそれを目指す意志は無意味ではない、希望は決してかなわないが、踏みとどまり希望をやめるべきではない、広大なロシアの大地をまえにして思う、

まとめ

1近代ロシアの空間表象、2フョードロフ3宗教哲学とコュニズム4ツィオルコフスキー、5ヴェルナッキー、6トランスヒューマニズムと人新世、を考察、自分だけが不死になろうとしても意味がない、他者とともでなければ、人間は不死にはなりえない、

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