ポストモダンとその後を問い直す、著者は仲正正樹、金沢大学法学類教授、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了、専門は法哲学、政治思想史、ドイツ文学、著書「新版・集中講義・アメリカ現代思想」他
概要
序)かって「現代思想」というものがあった、80年代思想としての現代思想、構成要素、ニューアカ、ポストモダン、1空回りしたマルクス主義、1現実離れの戦後マルクス主義、特徴、講座派と労農派、市民派の空転、時代錯誤、丸山眞男、日本的な近代、2大衆社会のサヨク思想、全共闘運動、吉本隆明、廣松渉、2生産から消費へー現代思想の背景、3ポストモダンの社会的条件、パサージュ論ボードリヤール、なんとなくクリスタル、4近代知の限界―構造主義からポスト構造主義へ、構造主義ブーム、レヴィストロース、フーコ―の知の体系、内なる権力批判、資本主義批判、日本のフーコー受容、ドウルーズガタリ、遊牧民の生き方、 3)80年代に何が起きたのか、5日本版「現代思想」の誕生、大きな物語の終焉、栗本慎一郎、金属バット殺人事件解釈、パンツをはいたサル、消費する人間へ、現代思想本、聖と游の交替運動、熱い社会、スキゾキッズ、不完全性定理、6「ニューアカデミズム」の広がり、作法、山口昌男、異人としての文化人類学者、宗教体験を入れる中沢真一東大駒場「中沢事件」4「現代思想」の左展開、7なぜ現代思想は終焉したのか、郵便的不安、動物化、個別テーマに夢中、左展開、敗戦後論争、流行らなくなった現代思想、8)カンタン化する現代思想、左右の二項対立、鏡像相手の思想戦、柄谷行人、不安と痛みマルクスをリサイクル、5物語の構造を見失った日本、9)21世紀に日本の現代思想は存在するか、読者が求める哲学者、呪縛し続ける外部、外部と格闘する柄谷行人と東浩紀、物語としての天皇制と終わりなき日常、土着の神話利用・天皇に超越的役割の無理、陰謀論、神話・共同幻想を探り直す、
感想
空回りのマルクス主義と背景にある消費資本主義から、日本語版「現代思想」誕生、特徴と思想家・理論・ニューアカ、80年代の思想状況と流行らなくなった背景を明らかにし、現代思想の遺産と展望を考察、神話と共同幻想を探り直しを提唱、
まとめ
現代思想があった、登場するまで牛耳っていたマルクス主義の変遷と課題、現代思想の登場を促した消費資本主義、消費資本主義の台頭が哲学に対しどのような影響を与えたか、フランスのポストモダンと消費資本主義の関係を述べ、日本版「現代思想」の特徴と思想家、ニューアカ、ポスト80年代の思想状況、流行らなくなった背景、遺産と展望について考察、