馬生産が開始された古墳時代を主体とし、飛鳥・奈良・平安時までの古代を扱う、著者は若狭徹、専攻は日本考古学(主に古墳時代)、文化財学、明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業、明治大学文学部教授・群馬県立歴史博物館特別館長、著書「埴輪・古代の証言たち」他
概要
1馬はどのように受け入れられたか、1馬形埴輪をみる、埴輪群像のなかの馬、専門職としての馬引き人、華麗な飾り馬とその馬装、女性は馬に乗ったか、裸馬の表すもの、馬を愛でる人々、2馬生産の始まり、散発的な渡来、本格的渡来はいつか、倭軍の動向、馬との邂逅、3畿内の馬生産、難波津と渡来人、河内で見つかった最古の牧、大和国での馬生産、4馬生産を支えた信濃、伊那谷の古墳の隆盛、畿内の諸勢力と結んだ伊那谷、北の長野盆地の古墳動向、馬関連資料と多数の積石塚、外来文化の交流地としての長野盆地、長野盆地で大古墳が消えるわけ、王権と結びつく信濃の豪族たち、5上野毛の馬生産、上野毛における馬の導入、積石塚の状況、金井遺跡群に見る渡来人社会、上野毛首長連合と渡来人、渡来文物の組み合わせの多様性、馬生産集団はどのようにやってきたか、東北の馬6西国の馬生産の開始、文献に見る西国の馬、遺跡から見る西国の馬、7古代文献に見る馬の導入、2馬生産と馬利用の実像、1古墳時代の牧の実態、火山灰に埋もれた馬の遺体と馬蹄跡、自由に動き回る馬、獲得した馬の管理、馬生産システムのまとめ、2馬の搬送ルート、山道を行く、坂の神に祈る、峠を行く馬、海を行く馬、3古代の役所と馬管理、馬の司の整備、馬を司る機構のいろいろ、3種の官営牧、馬寮の仕組み、牧の組織と体制、牧の構造と馬産のサイクル、貢馬の進発、馬見せはイベント、死馬の扱いと皮革加工、4官道の整備と馬、古代交通の大動脈、駅路と駅家、駅使の動き、治安の悪化と民間業者の誕生、駅路の実像、駅家の構造と機能、発掘された飛鳥時代から平安時代の牧、私牧の実態、3古代馬の実像、1動物考古学からわかる古代馬、小さかった古代の馬、動物考古学から見た馬、2働く古代の馬、戦う馬の記録、騎兵の組織化、騎士と軍団、儀仗の馬―荘馬、荷物を運ぶ馬ー荷役馬、田畑を耕す馬―農耕馬、3エミシの馬、文献に見るエミシの馬、遺跡から見たエミシの馬、4馬に関わる祭祀と祈り、殺馬儀礼と馬形土製器、文献に見る殺馬と祈り、生き馬を奉納する、出土した絵馬、絵馬に託されたもの、馬と歌謡、
感想
5世紀の馬の導入は、自動車産業の勃興に匹敵する動力革命、軍事・荷役・農耕・情報伝達など幅広く革新された、しかし馬との付き合いは機械化の進行により急速に衰えた、馬のない車社会、
まとめ
1馬はどのように受け入れられたか、馬生産と馬利用の実像、古代馬の実像、を考察、馬が主役だった世界を描く、