英国ランカスター家とヨーク家の内乱は王位簒劇か、ヘンリー・テューダーの即位は真の平和をもたらしたか、この内乱を概説、著者は須山昇平、東京大学法学部卒業、オックスフォード大学修士課程修了、デジタル庁企画官、著書「ヘンリー8世暴君か・カリスマか」他、
概要
序、1薔薇たちの諍い、ランカスター家とヨーク家の抗争、2神罰としての薔薇戦争、王位簒奪戦、3イングランド王権の15世紀の危機、危うい王権、前史、1ランカスター朝の成立ー血塗られた王座ボリングブロクの追放、ヘンリー4世即位、ランカスター家の宿痾王者に安眠なし、2ヘンリー五世と百年戦争ー栄光の幻影、百年戦争の経過、ブルゴーニュ公国、二重王国の誕生、ヘンリー5世の遺産、3内乱へ突き進むイングランド―ヘンリー6世の治世、グロスター公とポーフォート家の確執、ジャンヌダルク登場、アングロ=ブルギニョン同盟の崩壊、王冠を戴いた聖職者、サフォーク伯の台頭とグロスター公の退場、王室家政の権力伸長、失われたノルマンディー、財政事情、サフォークの最期、ジャックケイトの乱、ヨーク公リチャード、ヨーク公の挑戦、ダートフォード・ヒースの屈辱国王の権威回復ー1452~1453、百年戦争の終焉、ヘンリー6世発病ヨーク公の護国卿政権、第一次セント・オールバンズの戦い、ヨーク公の実権掌握、コートニー家対ボンヴィル家~ラドフォード殺害事件、ヨーク公の第二次護国卿政権、堂々たる精力的な女、愛の日の政治ショウ、内乱の幕開け、本史、1第一次内乱-ランカスター朝の終焉(1459~1461)、ブロア・ヒースの戦い、ラドフォード橋の逃走劇、悪魔の議会、カレーからの逆襲、ノーサンプソンの戦い―再び囚われたヘンリー6世、王座に手をかけるヨーク公、和解法の成立、変質する内乱、ヨーク公の敗死、ヨーク家の太陽、ランカスター家に門を閉ざすロンドン、エドワード4世即位、タウトンの戦い4)エドワード4世の治世・前半―癒えぬ傷跡(1461~1469)、」辺境に燻る火種、赦しと裏切り、三度捕われたヘンリー6世、エドワード4世の愛人たち、秘密結婚、ウッドヴィル一族の台頭、外交政策をめぐる不協和音、ネヴィル家に接近する王弟クラレンス、3第二次内乱ーヨーク派の分裂(1469~1471)ネヴィル家のクーデター、手足もがれたエドワード4世、変転する国王の運命、ルイ11世の権謀、ヘンリー6世の復位、再起するヨーク派、バーネットの戦い―国王擁立者の最期、テュークスベリーの戦い―ランカスター王家の終焉、4エドワード4世の治世・後半ー栄光と平安(1471~1483)、ウオリックの遺産問題、エドワード4世の政権運営の特徴、フランス包囲網の完成、不名誉な結末、クラレンス公の最期、外交政策の破綻、5第三次内乱ー白薔薇の復讐遂げし赤薔薇(1483~1487)エドワード4世の崩御、露わになる確執、グロスター公のクーデター、王たる資、リチャード3世、塔の中の王子たち、バッキンガム公の反乱、リチャード3世の賭け、ボズワースへの道、決戦・ボズワース・フィールド、テューダー王朝の成立、ストークの戦いー内乱の終焉、結、薔薇戦争とは何だったのか、勃発の原因、内乱から絶対王政へ、内乱がもたらした王権イメージの転換、エピローグ、
感想
ランカスター朝の成立、ヘンリー5世と百年戦争、惰弱なヘンリー6世の治世でヨーク家と内乱状態・ランカスター朝の終焉、エドワード4世の治世前半でヨーク家分裂、後半は栄光と平安、グロスター公の反乱でリチャード三世とバッキンガム公の反乱でテューダーがボズワース戦場で決戦、結果はテューダー王朝の成立、ストークの戦いでヨーク派残党を殲滅・内乱の終焉、絶対君主を戴くテューダー王朝の物語、
まとめ
序、薔薇たちの諍い、神罰としての薔薇戦争、イングランド王権の15世紀の危機、前史、ランカスター朝の成立、ヘンリー5世と百年戦争、内乱に突き進むイングランド、本史、第一次内乱、エドワード4世の治世・前半、第二次内乱、エドワード4世の治世・後半、第三次内乱、結、薔薇戦争とは何だったのかを考察、絶対君主を戴いたテューダー王朝物語、
3第2次内乱ーヨーク派分裂(1469年~1471年)、4エドワード4世の治世(後半)―栄光と平安(1471年~1483年)、5第3次内乱ー白薔薇の復讐遂げし赤薔薇(1483年~1487年)、結、薔薇戦争は何だったのか、