現在の多様な植物の世界が作られるまでの歴史を「化石」に基づき紡ぐ、本書は福井県立大学「植物進化学」講義録を基礎に改定したもの、著者は矢部淳、国立科学博物館生命史研究部進化古生物研究グループ長、専門は古植物学、著書「日本の気候変動5000万年史・四季のある気候はいかにして誕生したのか」他福井県立大学「植物進化学」講義録を基礎に改定したもの、著者は矢部淳、国立科学博物館生命史研究部進化古生物研究グループ長、専門は古植物学、著書「日本の気候変動5000万年史・四季のある気候はいかにして誕生したのか」他
概要
植物とは何か、光合成生物と系統、光合成生物の系統、陸上植物の5大グループ、構成、生活環、化石から植物の歴史を知るには、水の中、酸素発生型光合成がもたらしたもの、 大気組成が変わる、地球が氷に包まれた、先カンブリア時代の植物化石、森の誕生、葉の進化、根の進化、石炭紀からペルム紀の大森林、高酸素濃度の世界、シダの森の終焉と地球環境、中生代・新生代のシダ類、日本でも見つかる古生代の木化石、種の獲得、種の役割、種はどのようにしてできた、種の発明は世界をどう変えた、古生代の裸子植物、シダ種子類、グロッソプテリス類、コルダイテス類、中生代の裸子植物、ベネチテス類、ベネチテス類の復元に成功、チエカノウスキァ類、現在も生きている裸子植物、イチョウ類、ソテツ類、グネツム類、球果類、生きている化石・メタセコイア、花の誕生、ダーウィンを悩ませた謎、いつごろ現れた、花化石からわかること、花化石をめぐる日本の研究、K/Pg境界期の絶滅、日本の恐竜が見ていた植物、食痕化石研究がもたらす新たな世界、新生代の植物進化、現在につなぐ、第四紀の植物変遷、日本列島の植物分布に影響した環境変化、第四紀の爪痕、人が利用した歴史を化石から探る、
感想
陸上植物につながる光合成生物はシアノバクテリアの誕生から、陸上植物は5大グループ、酸素発生型光合成が大気を維持、先カンブリア紀に陸上進出、バラバラ群衆から複雑化・生活環の進化、森の誕生、葉の進化・根の進化、石炭紀~ペルム紀に大森林、高酸素濃度の世界と寒冷化で大量絶滅、種の獲得で裸子植物登場、白亜紀に花の誕生、被子植物登場、現在の5大グループ完成、化石をもとに植物進化を辿る、
まとめ
植物とは何か、水の中、上陸、森の誕生、種の獲得、花の誕生、現在につなぐを考察、酸素発生型光合成が大気を変え氷河期をつくる石炭紀で植生変化と裸子植物登場、白亜紀で被子植物登場をもって5大グループの完成を辿る進化史、