いまを生きる、アメリカ文学史の現在、日本語読者のための世界の中のアメリカ文学史、編著者は橋本安央、アデルファイ大学大学院修士課程修了、関西学院大学文学部教授、著書「高橋一巳ー棄子の風景」藤井光、北海道大学大学院文学研究科言語文学専攻博士課程修了、東京大学文学部教授、著書「ターミナルから荒地へ―アメリカなき時代のアメリカ文学」坂根隆広、カルフォルニア大学アーヴァイン校大学院博士課程修了、関西学院大学文学部教授、著書「チャールズ・ブコウスキーースタイルとしての無防備」
概要
ダイジェストアメリカ文学史、ピューリタン文学と小説の始まり、アメリカ・ルネサンス、リアリズムと自然主義、アメリカン・モダニズムの展開、冷戦の時代と文学、ポストモダニズムから多文化主義の時代へ、新世紀のアメリカと世界、アメリカ文学史、イントロダクション、アメリカ大陸の発見、新世界と活版印刷、発明されるアメリカ、起源と始動、1アウトライン、バージニア植民地の始まり、ニューイングランドとピューリタン、マサチューセッツ湾植民地と説教文学、理神論と啓蒙主義、カルヴィニズムの抵抗、アメリカ革命と政治的独立、2ピューリタン文学、予型論という発想、ピューリタンと日記、アメリカ最初の詩人・アン・ブラッドストリート、エドワード・テイラーあるいは最後の形而上詩人、3理神論の18世紀、マザー王朝、近代人フランクリン、フランクリンと明治日本、4アメリカ小説の誕生、感傷小説・あるいは誘惑と美徳と破滅の物語、ローソンとフォスター、CBブラウン・あるいはアメリカン・ゴシップ、ロマン主義の時代、1アウトライン、アメリカの知的独立、孤立主義と拡張主義、ユニテリアン主義と超絶主義、社会改良運動と南北対立、」2ロマン主義文学の誕生、ロマン主義とは何か、アーヴィングとノスタルジー、クーバーと自然の美徳、ブライアントと炉辺詩人たち、ハドソン・リバー派の風景画、3アメリカ・ルネサンス、黄金期の到来、あらゆる文学ジャンルの源泉にポーがいる、詩人エマソンと思想の環、理念と行動の人ソロー、ホイットマンの自由と民主主義、心の探求者ナサニエルホーソーン、メルヴィルと海、ディキンソンと「白の選択」、ルイザ・メイ・オルコットー少女小説家の仮面の陰、ポー・エマソン・ホイットマンの日本的受容、リアリズムと自然主義、1アウトライン、変容するアメリカ社会、技術革命とホワイト・シティ、多民族社会の形成、金メッキ時代から革新主義の時代へ、新しい女性とギルマンの黄色い壁紙、南部における人種隔離と黒人のたましい、フロンティアの消滅と帝国への道、リアリズムの勃興、リアリズムとは何か、ハウエルズとリアリズム、マークトェインー生きることは書くこと、意識の探求者へンリー・ジェイムズ、ローカル・カラーの文学、ジェエットとショパンの女たち、マイノリティ作家の登場、リアリズムから自然主義へ、自然主義とは何か、ノリスのロマンス、スティーヴンクレインと主観的な戦争、ロンドンの犬、ドライサーと欲望の声、ウオートンとアメリカ/ヨーロッパ、ダイム・ノヴェル―商品としての物語、モダニズムに時代、狂騒の20年から大恐慌、第一次世界大戦とインフルエンザ・パニック、排外主義の強制収容、2モダニズムの幕開け、モダニズムとは何か、諸分野におけるモダニズム、リトル・マガジンと新しい詩の誕生、ロバート・フロストとアメリカン・モダニズム、パウンドとウイリアムズ、モダニスト詩人TSエリオット、3モダニズム小説の展開、失われた世代の文学、キャザーのモダン・ノスタルジー、スタインと環大西洋モダニズムの形成、アンダーソンとルイスの中西部、フイッツジェラルドと結婚という謎、ヘミングウエイの恋と戦争、ウイリアム・フォークナーと南部、4複数のモダニズム、ハーレム・ルネサンス―運動の多様性、1930年代の文学、サザン・ルネサンスの作家たち、オニールとアメリカ近代劇の発展、冷戦と体制の動揺、1アウトライン、戦後体制の盟主として、冷戦と文化外交、赤狩りの時代へ、公民権運動の本格化、ケネディ登場と暗殺、2時代の空気と戦後文学、サリンジャーと純粋さの追求、自由を求めるビート・ジェネレーション、ユダヤ系アメリカ文学、ウラジミール・ナボコフと冷戦期アメリカ黒人作家たちのにとっての実存、新たな南部作家たち、戦後の2大作家ーウイリアムズとミラー、告白詩とシルヴァィア・プラス、ポストモダニズムと多様化の時代、1アウトライン、ケネディの死を乗り越えて、カウンターカルチャーの世代へ、フェミニズム運動のうねり、超大国の動揺、アメリカに復権を目指すレーガン時代、歴史の終わりから世紀転換期、ポストモダニズムの勃興、ポストモダニズムとは何か、ポストモダニズム文学の展開、キャッチ=22と現実の意味、ポストモダニズム文学第一世代の作家たち、ヴォネガットと戦争の語り、トマス・ピンチョンと現代の科学技術、ベトナム戦争とテイム・オブラヴァーとアメリカの夢のあと、トニ・モリソンと黒人の声なき声、多様化する声とジャンル、ポストモダン第二世代、自然とアメリカと詩人たち、21世紀、1アウトライン、テロとの戦いの時代へ、拡大する経済格差と社会の分断、2アメリカ文学の現在、テロの時代のアメリカと小説、創作環境と移民文学、翻訳文学と広がる文学の定義、作品改題、アメリカ文学史を辿る、
感想
植民地時代からロマン主義の時代・リアリズムと自然主義・モダニズムの時代を経て、冷戦・ポストモダニズムと多様化へとダイナミックな変遷がわかる、
まとめ
イントロダクション、起動と始動―植民地時代、ロマン主義の時代―1820~1865、リアリズムと自然主義-1865~1914、モダニズムの時代1914~1945、冷戦と体制の動揺ー1945~1963、ポストモダニズムと多様化―1963~2001、21世紀-2001~を考察、アメリカ文学のダイナミックな変遷を辿る、